「エディトリアルデザイナーって何だろう?」
「エディトリアルデザイナーになりたいけど仕事内容とかを詳しく知りたい!」
本記事ではこのような悩みを解決するために仕事内容・気になる年収・将来性など詳しく解説していきます!
目次
エディトリアルデザイナーの仕事内容について
まず、エディトリアルデザイナーとは…
雑誌や書籍、カタログなどの冊子の編集とデザインを行う仕事です。
エディトリアルデザイナーはページ数の多いカタログやマニュアル、雑誌などの本の編集とデザインを行っていきます。
これだけでは何をするのかイメージがわかないと思うので、仕事の流れを大まかに説明していきます。
仕事の流れとしては、まず編集者などと打ち合わせをして、制作物の対象読者などの情報をもとに配色、フォント、写真といった細かいイメージをすり合わせていきます。
その後、打ち合わせの内容をもとにデザインを組み立て、編集者などとやり取りをすすめつつ詳細な部分のデザイン作成に取り掛かります。デザインが固まり次第、必要な物の発注をカメラマン、イラストレーター、DTPオペレーターと呼ばれる方にお願いをします。
発注したものがすべて揃ったら、最終的なデザインに仕上げ、発注者に承認を得た後、印刷所に入稿します。最後に色校など入念に確認して、印刷物を完成させます。
以上がエディトリアルデザイナーの大まかな仕事の流れになります!
雑誌等のデザインをするうえで見た目の美しさや読みやすさなどを考慮して伝えたいことを確実の伝えなければならない、責任のあるお仕事です。
エディトリアルデザイナーの魅力とは?
結論、形に残るものづくりができることです。
デザイナーとして印刷物をデザインし、その印刷物が世の中の人たちの手に届き、たくさんの人に詠まれたり保管してくれることが自分の力で達成できたという達成感に繋がります!
また、自分の名前が印刷物に記載されることもあるのでとても誇らしく感じます。
そして実力が認められていくと、指名されることも増えていき、さらに形にのこるものを作っていくことが出来ます。
エディトリアルデザイナーの苦労
それは納期に追われ続けることです。
どのような案件を担当するかにもよりますが、タイトな納期で制作がすすめられることが多く、労働時間がどうしても長くなってしまいがちです。
特に、週刊誌や月刊誌になると1つの案件が終わってもまたすぐに次の案件が始まり、常に納期に追われ息つく暇もない日々を送る可能性があります。
また、エディトリアルデザイナーは常に膨大な業務を抱えている人が多い中で、印刷した後にミスが見つかるなどのことがないよう、集中力をもって取り組む必要があります。
エディトリアルデザイナーの給与や年収を解説
エディトリアルデザイナーの給与は新人時代、一人前になってからとわれますのでそれぞれ解説していきます。
新人時代の給与
実務未経験の場合は、アシスタントからスタートすることが多いです。その場合は月に15万円から18万円程度が相場とされています。
また、アルバイトとしての雇用となることもあり、あまり余裕のある生活が送れないのかもしれません。
一人前になってからの給与
アシスタントを終え、一人前になったエディトリアルデザイナーのはもちろん個人の能力によって偏りもありますが、年収300から500万円がボリュームゾーンと言われています。
エディトリアルデザイナーは残業や休日出勤があることが少なくはないお仕事なので、その時にどの程度手当てが支給されるかによっても収入に違いが出てきてしまいます。
総じていえることは、実力を高めていけば給与に直結していきます。エディトリアルデザイナーを目指す方は個人の能力と給与の相関が大きいことをおさえておきましょう!
エディトリアルデザイナーに将来性はあるのか?
現状、近年はインターネットや電子書籍の普及により、紙の書籍の発行部数が大幅に減少してきています。
そのため、紙の書籍に固着するエディトリアルデザイナーは1部の能力のある人以外は淘汰されていくことが予想されます。
一方、電子書籍の需要が非常に高まっているので電子書籍の分野に転向する人も見られますが、まだ多数のエディトリアルデザイナーが必要であるほどに電子書籍が伸びていないというのが現実です。
以上のことからエディトリアルデザイナーは紙のみの固着せずに電子書籍にも手をかけようとする柔軟な考えがある人のみが生き残れる業界になってきているといえそうです。
また、エディトリアルデザイナーからよりデザイナーとしての需要があるグラフィックデザイナーに転身するという例もみられるようです。
まとめ
本記事ではエディトリアルデザイナーについて仕事内容や給与、将来性など様々な角度から解説していきました。
エディトリアルデザイナーは現状、紙の書籍の需要が減ってきていることから厳しい状況にあるでしょう。
しかし、先ほど述べたように、魅力もありますし、電子書籍の需要があがっていることも考慮すると必ず必要とされる職業であることは間違いないです。
エディトリアルデザイナーについて知りたい!と思っている方の助けになれば幸いです。
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