MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)とは?必要性からつくり方のステップまで紹介

  • 2022.4.15
  • MVV
  • スタートアップ

MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)

耳にしたことはあっても、意味を良く理解していないという方も多いかと思います。経営の根幹とも言われるこのMVVは一体何のために存在していて、どう活用すべきなのでしょうか?

今回は、MVVそれぞれの定義の詳細な説明から、つくり方、有名企業の事例などを徹底的に解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)とは?

MVV

MVVは、「ミッション(Mission)」「ビジョン(Vision)」「バリュー(Value)」の略語です。

それぞれの意味について詳しく解説していきます。

 

ミッション…「企業が社会に対してなすべきこと」 企業・組織が果たすべき使命や存在意義を表す言葉です。

 

ビジョン…「企業・組織が目指すあるべき姿」 企業・組織がなりたい理想像、中長期的な目標のイメージを具体的に表現した言葉です。

ミッションを実現させるために企業・組織はどういう行動を取ればいいのか、どこに向かおうとしているのかを明文化します。

 

バリュー…「企業・組織の構成員が具体的にやるべきこと」 ミッションやビジョンを達成するための組織行動の優先順位を決めるための行動指針を表す言葉です。

何を大切に考えるのか、考え方や概念の基点・起点などの企業・組織のメンバーの行動や判断の基準を明文化します。

 

MVVを定めるメリット4つ

1.事業の軸がぶれなくなる

MVVを決めていると、事業としてやるべきことが明文化されているため事業の軸がぶれなくなります。

 

2.意思決定のスピードが上がる

MVVの策定はメンバー内での意思決定のスピードの向上にも繋がります。新規事業や企画を進めていくと、課題や問題に直面することや何かの選択を迫られるシーンが増えてきます。

そこで、MVVを定めておくとそれに基づいて正確な意思決定を素早くできるようになるため、的確かつ現実的なMVVを決定しておくことをおすすめします。

 

3.組織が同じ方向を向いてまとまる

「ミッション・ビジョン・バリュー」が明確な言葉で表現・決定されていると、「何を目標にしてどのように行動・計画すればよいか」が分かりやすくなります。

その結果、事業・企画を推進するメンバーが同じ方向性を理解して雰囲気がまとまり、また、メンバー内でのモチベーション向上にも繋がります。

 

4. 商品やサービスの魅力・訴求力が高まる

商品やサービスが独自のMVVに基づいていると、それは自然とユーザーにとって訴求力や魅力が高いものとなります。

MVVを追い求めるということは、商品やサービスにとって本質的かつ独自の価値をもつようになるからです。

 

MVVの策定に役立つフレームワーク3つ

MVV

1. ジョブマップ

MVVを策定する前に顧客のニーズを確かめることは、事業・企画成功への絶対条件です。 その際に役立つフレームワークがジョブマップです。

マーケティングのメソッドとして有名なジョブ理論をもとにしたツールであり、顧客の願望や悩みを「ジョブ(仕事)」とし、それを解決するために企業の商品を活用することを「ハイア(雇う)」とすることで、ユーザーの中にある本質的なニーズを分析するためのフレームワークです。

 

2. ビジネスモデルキャンバス

構築したMVVをビジネスモデルとして可視化するために活用できるフレームワークがビジネスモデルキャンバスです。

「顧客セグメント」から始まり「価値提案」「チャネル」「顧客との関係」などの9つの要素から整理することで、優位性や弱点の把握や、提供できる価値の発見につながります。

 

3. リーンキャンバス

スタートアップなど、新規事業の立ち上げに時間や費用を割けない方に向けて、おすすめしたいフレームワークがリーンキャンバスです。

こちらもMVVを策定した次の段階として使うと、ビジネスモデルを可視化できます。いわば「1つのフレームワーク上でまとめられる事業計画書」です。

 

有名企業のMVV事例2選

①DeNA

DeNAのMVVにはAI活用が明記されているのが特徴です。また、「永久ベンチャー」という表現から、DeNAのビジネスに対する姿勢が分かりやすく感じ取ることができます。

〈ミッション〉 ・世界に喜びと驚きを

〈ビジョン〉 ・インターネットやAIを活用し、永久ベンチャーとして世の中にデライトを届ける

〈バリュー〉 ・「こと」に向かう ・全力コミット ・2ランクアップ ・透明性 ・発言責任

引用元:株式会社ディー・エヌ・エー | DeNA

 

②日立グループ

日立グループは全体的に風格を感じるようなミッション・ビジョン・バリューを掲げています。

〈ミッション〉 優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する

〈ビジョン〉 日立は、社会が直面する課題にイノベーションで応えます。優れたチームワークとグローバル市場での豊富な経験によって、活気あふれる世界をめざします。

〈バリュー〉 和・誠・開拓者精神

引用元:日立グループ

 

新入社員がすぐ辞めてしまう理由とは?最近の新人の傾向と対処法

 

終わりに

今回は、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)とは?必要性からつくり方まで紹介していきました。

この記事が、会社経営に関わる方の参考になればと思います。 最後までご覧頂きありがとうございました。

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MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)

耳にしたことはあっても、意味を良く理解していないという方も多いかと思います。経営の根幹とも言われるこのMVVは一体何のために存在していて、どう活用すべきなのでしょうか?

今回は、MVVそれぞれの定義の詳細な説明から、つくり方、有名企業の事例などを徹底的に解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください。

 

MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)とは?

MVV

MVVは、「ミッション(Mission)」「ビジョン(Vision)」「バリュー(Value)」の略語です。

それぞれの意味について詳しく解説していきます。

 

ミッション…「企業が社会に対してなすべきこと」 企業・組織が果たすべき使命や存在意義を表す言葉です。

 

ビジョン…「企業・組織が目指すあるべき姿」 企業・組織がなりたい理想像、中長期的な目標のイメージを具体的に表現した言葉です。

ミッションを実現させるために企業・組織はどういう行動を取ればいいのか、どこに向かおうとしているのかを明文化します。

 

バリュー…「企業・組織の構成員が具体的にやるべきこと」 ミッションやビジョンを達成するための組織行動の優先順位を決めるための行動指針を表す言葉です。

何を大切に考えるのか、考え方や概念の基点・起点などの企業・組織のメンバーの行動や判断の基準を明文化します。

 

MVVを定めるメリット4つ

1.事業の軸がぶれなくなる

MVVを決めていると、事業としてやるべきことが明文化されているため事業の軸がぶれなくなります。

 

2.意思決定のスピードが上がる

MVVの策定はメンバー内での意思決定のスピードの向上にも繋がります。新規事業や企画を進めていくと、課題や問題に直面することや何かの選択を迫られるシーンが増えてきます。

そこで、MVVを定めておくとそれに基づいて正確な意思決定を素早くできるようになるため、的確かつ現実的なMVVを決定しておくことをおすすめします。

 

3.組織が同じ方向を向いてまとまる

「ミッション・ビジョン・バリュー」が明確な言葉で表現・決定されていると、「何を目標にしてどのように行動・計画すればよいか」が分かりやすくなります。

その結果、事業・企画を推進するメンバーが同じ方向性を理解して雰囲気がまとまり、また、メンバー内でのモチベーション向上にも繋がります。

 

4. 商品やサービスの魅力・訴求力が高まる

商品やサービスが独自のMVVに基づいていると、それは自然とユーザーにとって訴求力や魅力が高いものとなります。

MVVを追い求めるということは、商品やサービスにとって本質的かつ独自の価値をもつようになるからです。

 

MVVの策定に役立つフレームワーク3つ

MVV

1. ジョブマップ

MVVを策定する前に顧客のニーズを確かめることは、事業・企画成功への絶対条件です。 その際に役立つフレームワークがジョブマップです。

マーケティングのメソッドとして有名なジョブ理論をもとにしたツールであり、顧客の願望や悩みを「ジョブ(仕事)」とし、それを解決するために企業の商品を活用することを「ハイア(雇う)」とすることで、ユーザーの中にある本質的なニーズを分析するためのフレームワークです。

 

2. ビジネスモデルキャンバス

構築したMVVをビジネスモデルとして可視化するために活用できるフレームワークがビジネスモデルキャンバスです。

「顧客セグメント」から始まり「価値提案」「チャネル」「顧客との関係」などの9つの要素から整理することで、優位性や弱点の把握や、提供できる価値の発見につながります。

 

3. リーンキャンバス

スタートアップなど、新規事業の立ち上げに時間や費用を割けない方に向けて、おすすめしたいフレームワークがリーンキャンバスです。

こちらもMVVを策定した次の段階として使うと、ビジネスモデルを可視化できます。いわば「1つのフレームワーク上でまとめられる事業計画書」です。

 

有名企業のMVV事例2選

①DeNA

DeNAのMVVにはAI活用が明記されているのが特徴です。また、「永久ベンチャー」という表現から、DeNAのビジネスに対する姿勢が分かりやすく感じ取ることができます。

〈ミッション〉 ・世界に喜びと驚きを

〈ビジョン〉 ・インターネットやAIを活用し、永久ベンチャーとして世の中にデライトを届ける

〈バリュー〉 ・「こと」に向かう ・全力コミット ・2ランクアップ ・透明性 ・発言責任

引用元:株式会社ディー・エヌ・エー | DeNA

 

②日立グループ

日立グループは全体的に風格を感じるようなミッション・ビジョン・バリューを掲げています。

〈ミッション〉 優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する

〈ビジョン〉 日立は、社会が直面する課題にイノベーションで応えます。優れたチームワークとグローバル市場での豊富な経験によって、活気あふれる世界をめざします。

〈バリュー〉 和・誠・開拓者精神

引用元:日立グループ

 

新入社員がすぐ辞めてしまう理由とは?最近の新人の傾向と対処法

 

終わりに

今回は、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)とは?必要性からつくり方まで紹介していきました。

この記事が、会社経営に関わる方の参考になればと思います。 最後までご覧頂きありがとうございました。

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