KPI・KGIとは?初心者にもわかりやすく設定方法を解説!

  • 2022.4.12
  • KGIKPI
  • 新規事業

社会人として仕事をしていると、目標を達成することだけでなく、その目標を達成するまでの「進捗状況」を記録することを求められるようになります。

ということで今回は、社会人なら知っておくべきKPI(指標)とKGI(目標)について詳しく解説していきます。

これらを知っておくことで、ビジネスにおいてさらに良い結果を残せるようになるでしょう。

ぜひ最後までご覧ください。

 

KPI(指標)とKGI(目標)とは

KPI

最初に、KPIとKGIのそれぞれの意味と両者の関連性について説明していきます。

KPIは「Key Performance Indicator」の略で、業務レベルにおける具体的な目標設定のことです。

日本語では「重要業績評価指標」「主要業績評価指標」などと訳されます。

KPIは、最終的な目標達成に対して、中間時点での達成度を測ったりするもので、必要なプロセスの進捗状況を把握するための物差しのようなものです。

 

一方、KGIは「Key Goal Indicator」の略で、日本語では「重要目標達成指標」と訳されます。

KGIは、企業全体の戦略的な方向性を含めた最終目標のことです。

 

両者は大まかには似ていますが、KPIはひとつひとつのプロセスが対象なのに対し、KGIは目標全体が対象になっています。KGIという明確な指標をまず立ててから、複数のKPIを設定していくイメージです。

 

KPI・KGIの設定方法

これらを設定する時は「KPIツリー」を作っていく手順に沿って設定していくと良いです。

以下からは、KPIツリーの具体的な展開方法を解説していきます。

 

①KGIを設定する

最初に、どのくらいの期間で企業や組織がどのような姿・結果を残しておきたいかという視点から具体的な数値的な目標を設定していきます。

一般的には、営業利益や利益率が採用されることが多く、関係者の理解が得られやすいような単純で明確な数値目標にすることをおすすめします。

 

②目標と現状のギャップを明確にする

次に、「企業や組織としての理想像」を設定したため、それと現状のギャップを洗い出していきます。

 

③目標達成までのプロセスを検討する

理想像と現実にどれくらいの乖離が生じているのかを明確にして、そのギャップを埋めていくようなプロセスを検討していきます。

プロセスを検討する際は、机上の空論ではなく実際作業するであろう現場の声を参考にしながら、現実的なプロセスを作り上げていきます。

 

④KSFを絞り込む

KSFとは「Key Success Factor」の略で、日本語では主要成功要因と訳します。

その名の通り、事業成功のカギとなる要因を表しているのがKSFです。

多角的に検討したプロセスから、目標を達成する上でのカギとなるKSFを絞り込むことで、さらに目標達成に近づけていきます。

 

⑤KPIを設定する

絞り込んだKSFに関して、どのくらいの数値目標を設定するのかを検討していきます。

その際、現場が実現できないような数字であれば再検討し、現実的なレベルまで変更を加えていきます。

 

KPI・KGIを設定するメリット

KPI

KPI・KGIを設定するメリットや意義を正しく理解しておくことで、ビジネスにおいて両者を効果的に使うことが可能になります。

具体的には以下3つのメリットがあります。

 

メリット①指標が明確になる

KPIを設定することで、目標達成のために「まずは何を達成すべきか」「そのためにどのような行動をすればよいのか」というのを、メンバーそれぞれが考えて動きやすくなります。

特に新卒や若手のメンバーだと、最終目標であるKGIだけ掲げていると達成まで距離が遠く、「自分に達成できるのだろうか?」と疑問に感じてしまう可能性が高いです。

KPIを設定しておくことで、目標達成までの道筋がわかりやすくなるため、行動に移しやすくなり、結果的に業務スピードも向上します。

 

メリット②評価基準を統一できる

KPIを設定すると、具体的な数値での社員の評価ができるというメリットがあります。

また、個人としての指標も明確になるため、上司はそれを公平な人事評価の根拠として扱うことができます。

誰が判断しても同様な結果になる評価基準にできるので、全社員を公平に評価することが可能となり、評価に対する社員からの不満が生じづらくなります。

そして、社員も自らの貢献が適切に評価されると実感できれば、安心して業務を進めることができるでしょう。

 

メリット③進捗管理がしやすい

数値化してある明確な指標があれば、目標の進捗管理もしやすくなります。

達成すべき期限や目標値が具体化されていると、進捗状況が一目瞭然になるため「あとこれくらいで目標達成できる」と目に見えて分かれば、目標達成までのモチベーションを維持しやすくなるでしょう。

進捗があまり芳しくなく、目標を期間内に達成できない可能性があるという場合でも、作業が完了している段階でKPIの効果を測定し、早めに軌道修正することができます。

 

KPIツリーの作り方、効果を解説!作成例やメリットも紹介

 

終わりに

今回は、KPI・KGIとは?初心者にもわかりやすく設定方法を解説していきました。

〈まとめ〉

・KPIは業務レベルにおける具体的な目標設定のこと

・KGIは企業全体の戦略的な方向性を含めた最終目標のこと

・設定する際はKPIツリーを作る手順を参考にすると良い

この記事が参考になればと思います。最後までご覧頂きありがとうございました。

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社会人として仕事をしていると、目標を達成することだけでなく、その目標を達成するまでの「進捗状況」を記録することを求められるようになります。

ということで今回は、社会人なら知っておくべきKPI(指標)とKGI(目標)について詳しく解説していきます。

これらを知っておくことで、ビジネスにおいてさらに良い結果を残せるようになるでしょう。

ぜひ最後までご覧ください。

 

KPI(指標)とKGI(目標)とは

KPI

最初に、KPIとKGIのそれぞれの意味と両者の関連性について説明していきます。

KPIは「Key Performance Indicator」の略で、業務レベルにおける具体的な目標設定のことです。

日本語では「重要業績評価指標」「主要業績評価指標」などと訳されます。

KPIは、最終的な目標達成に対して、中間時点での達成度を測ったりするもので、必要なプロセスの進捗状況を把握するための物差しのようなものです。

 

一方、KGIは「Key Goal Indicator」の略で、日本語では「重要目標達成指標」と訳されます。

KGIは、企業全体の戦略的な方向性を含めた最終目標のことです。

 

両者は大まかには似ていますが、KPIはひとつひとつのプロセスが対象なのに対し、KGIは目標全体が対象になっています。KGIという明確な指標をまず立ててから、複数のKPIを設定していくイメージです。

 

KPI・KGIの設定方法

これらを設定する時は「KPIツリー」を作っていく手順に沿って設定していくと良いです。

以下からは、KPIツリーの具体的な展開方法を解説していきます。

 

①KGIを設定する

最初に、どのくらいの期間で企業や組織がどのような姿・結果を残しておきたいかという視点から具体的な数値的な目標を設定していきます。

一般的には、営業利益や利益率が採用されることが多く、関係者の理解が得られやすいような単純で明確な数値目標にすることをおすすめします。

 

②目標と現状のギャップを明確にする

次に、「企業や組織としての理想像」を設定したため、それと現状のギャップを洗い出していきます。

 

③目標達成までのプロセスを検討する

理想像と現実にどれくらいの乖離が生じているのかを明確にして、そのギャップを埋めていくようなプロセスを検討していきます。

プロセスを検討する際は、机上の空論ではなく実際作業するであろう現場の声を参考にしながら、現実的なプロセスを作り上げていきます。

 

④KSFを絞り込む

KSFとは「Key Success Factor」の略で、日本語では主要成功要因と訳します。

その名の通り、事業成功のカギとなる要因を表しているのがKSFです。

多角的に検討したプロセスから、目標を達成する上でのカギとなるKSFを絞り込むことで、さらに目標達成に近づけていきます。

 

⑤KPIを設定する

絞り込んだKSFに関して、どのくらいの数値目標を設定するのかを検討していきます。

その際、現場が実現できないような数字であれば再検討し、現実的なレベルまで変更を加えていきます。

 

KPI・KGIを設定するメリット

KPI

KPI・KGIを設定するメリットや意義を正しく理解しておくことで、ビジネスにおいて両者を効果的に使うことが可能になります。

具体的には以下3つのメリットがあります。

 

メリット①指標が明確になる

KPIを設定することで、目標達成のために「まずは何を達成すべきか」「そのためにどのような行動をすればよいのか」というのを、メンバーそれぞれが考えて動きやすくなります。

特に新卒や若手のメンバーだと、最終目標であるKGIだけ掲げていると達成まで距離が遠く、「自分に達成できるのだろうか?」と疑問に感じてしまう可能性が高いです。

KPIを設定しておくことで、目標達成までの道筋がわかりやすくなるため、行動に移しやすくなり、結果的に業務スピードも向上します。

 

メリット②評価基準を統一できる

KPIを設定すると、具体的な数値での社員の評価ができるというメリットがあります。

また、個人としての指標も明確になるため、上司はそれを公平な人事評価の根拠として扱うことができます。

誰が判断しても同様な結果になる評価基準にできるので、全社員を公平に評価することが可能となり、評価に対する社員からの不満が生じづらくなります。

そして、社員も自らの貢献が適切に評価されると実感できれば、安心して業務を進めることができるでしょう。

 

メリット③進捗管理がしやすい

数値化してある明確な指標があれば、目標の進捗管理もしやすくなります。

達成すべき期限や目標値が具体化されていると、進捗状況が一目瞭然になるため「あとこれくらいで目標達成できる」と目に見えて分かれば、目標達成までのモチベーションを維持しやすくなるでしょう。

進捗があまり芳しくなく、目標を期間内に達成できない可能性があるという場合でも、作業が完了している段階でKPIの効果を測定し、早めに軌道修正することができます。

 

KPIツリーの作り方、効果を解説!作成例やメリットも紹介

 

終わりに

今回は、KPI・KGIとは?初心者にもわかりやすく設定方法を解説していきました。

〈まとめ〉

・KPIは業務レベルにおける具体的な目標設定のこと

・KGIは企業全体の戦略的な方向性を含めた最終目標のこと

・設定する際はKPIツリーを作る手順を参考にすると良い

この記事が参考になればと思います。最後までご覧頂きありがとうございました。

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