イノベーションを求めて新しい事業を考えていたり、社運をかけたりしているとしたら、ぜひとも新規事業を成功させたいですよね。
こちらでは成功するためのポイントと、トヨタやアップル社など多数の成功例を出している考え方までを解説しています。
ぜひ、ご参考ください。
新規事業開発とは?
新規事業開発とは、新しく事業を立ち上げることをいいます。
さらに細かく分類するならば「0から1」「1から10」「10から100」という3つの段階があります。
ユーザーの課題を発見し、それを元にしたサービスを考え、事業を拡大させていく流れといえます。
事業開発の初期資金も成功の要素といえますが、以下では資金がある前提で新規事業を成功させるポイントをご紹介しています。
新規事業を成功させる3つの要素
- 市場ニーズやターゲットの明確化
- 社内人材や新しい人材の育成や確保
- 事業開発の一連のシステム構築
営業を通した顧客との会話の中やアンケート、インタビューなど、多角的な視点でユーザーの潜在的なニーズを調査し、ターゲットを明確にすることが大切です。
次に社内外で良質なアイデアをもつ人材を集め、チームでビジョンを共有し、あるいは役割分担を決めます。
必要に応じて人材育成にも力を入れます。
外部の専門家やプロに知恵を借りるのも、新たなアイデアやイノベーションを生み出すことに一役買うことでしょう。
そのうえで、人材の意欲を高める環境とシステムを整えることも大切な要素となります。
熱意ある人材が根気強くアイデアを出し、試行錯誤を繰り返し行えるならば、さらに成功の確率は上がっていくことでしょう。
スタートアップやアイデア創出に有効な方法
事業開発の成功にはマネジメントはもちろん、良質なアイデアも欠かせません。
しかし、ただ闇雲に考えていても良いアイデアが出るとは限りません。そこで、たくさんの成功事例がある、以下の手法を組合せて考えることをおすすめします。
デザイン思考
共感・問題定義・創造・試作・テストという5つの段階を繰り返し、潜在的なニーズを探ります。
最も重視しているのはユーザー視点で、アンケートや観察により理解と共感を深めます。さらに問題や解決のアイデアを出し、繰り返し試作とテストを行うことで成功に繋げていきます。
デザイン思考を導入している企業の7割は利益が増加し、任天堂のWii、アキレスの瞬足などもデザイン思考によって生まれ大ヒット商品となりました。
リーンスタートアップ
デザイン思考が思考法であるのに対し、リーンは「無駄を省くマネジメント」手法です。
仮説をたて、実際に最低限の価値の商品を製作してユーザーの反応を計測実験し、改善や修正し、フィードバックをもとに本格的な開発をするという流れです。
有名な成功例に「トヨタ生産方式」があります。コストを抑えた無駄のないオペレーションを築いたトヨタは、1994年3月期から2003年の3月期までの売上原価率が91.1%から79.3%までのダウンを実現しました。
アジャイル
アジャイルはソフトウェア開発の課題を解決する為のプロセスとして生まれました。
全体的な計画ではなく、小さな単位で修正を繰り返し、試しながらクオリティを高めていきます。
昨今の新規事業開発においては、最初にたてた計画がすぐに環境に合わなくなる変化が起こりやすい傾向にあります。
アジャイルは素早く商品化し、フィードバックを反映しながら状況の変化に対応していくため、環境変化が激しいIT業界などに適しています。
関連:「新規事業の成功に必要なことって?6つのポイントについて紹介」
まとめ
成功の秘訣はターゲットやニーズの明確化、優秀な人材育成や確保、検証や試作などのシステム構築です。
それらを兼ね備えている手法がデザイン思考やリーンスタートアップなどです。状況に合わせて上手く組み合わせると有効的な効果を発揮することでしょう。
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