スタートアップの資金調達とは?方法と注意点を解説

  • 2022.1.4
  • スタートアップ資金調達
  • スタートアップ

スタートアップ,資金調達

スタートアップ資金の調達に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

2021年の国内スタートアップ資金調達金額ランキングによると、設立から6ヵ月未満で60億の資金調達を達成している企業もあります。

ここでは資金調達の方法やポイントなどについてご紹介しています。

 

資金調達の段階と会社の成長度

スタートアップ,資金調達

資金調達は会社の成長度合いにあわせて、投資ラウンドと呼ばれるいくつかの段階があります。

投資ラウンドとは、投資家が企業に投資をする段階を示しています。

投資ラウンド 会社の成長度 特徴
シード 起業前の準備段階 ・ビジネスのおおまかな事が決定している
・調達目安は数100万~
・個人投資家(エンジェル投資家)や知人などからの借入
・ベンチャーキャピタルやシードアクセラレーターの融資
アーリー
(スタートアップ)
起業して間もない ・投資家により具体的なアピールができる
・調達目安は数1000万~
・個人投資家(エンジェル投資家)から支援
・ベンチャーキャピタルの融資
シリーズA
(エクスパンション)
事業が軌道にのる ・社会的な信用が得られる頃
・複数の投資家から選択できるようになる
シリーズB
(グロース)
一定の収益が得られる ・順調な利益が得られ、更に収益上昇を目指す
・堅実なビジネスアピールで億単位の資金調達が見込まれる
シリーズC
(レイター)
安定した収益が得られる ・海外進出や買収で大企業を目指す
・10億単位の資金を動かすようになる

 

資金調達の方法とメリット・デメリット

資金調達には多くの方法がありますが、こちらではおおまかなメリット・デメリット含めてご紹介します。

調達方法 メリット デメリット
出資を受ける ・返済しなくていい
・投資家からのアドバイスや成功ノウハウが得られる
・株式取得が多いと経営権を掌握される可能性
・出資株主の意向を伺うことになる
・出資株主への配当金が高くなっていく
融資を受ける
(デット・ファイナンス)
・低金利の借入
・経営の自由
・融資とは借金であり、返済義務がある
・審査に通る必要がある
・返済滞納した場合、信用の評価ランクが下がる
・ペナルティを受けると、次回の融資に悪影響
株式発行
(エイクティ・ファイナンス)
・返済義務がない
・多額の資金調達
・資本増加による財務体質強化
・大株主に経営権を握られ、経営の混乱の可能性
・高い配当金の支払いを求められる
・新株発行は既存株主への説明と理解が必要
資産の売却
(アセット・ファイナンス)
・売掛債権や不動産、知的財産権を資金にし、財務負担減
・売却後もリースの形で利用できることも
・資金繰りが悪いイメージがつく
・価値ある資産がないと成り立たない
・売却の手数料が銀行の金利より高い可能性
クラウドファンディング ・起業前に手軽に資金調達
・商品を認知して貰うマーケティング要素
・支援者のリターンを自由設定

・資金が集まるとは限らない
・支援者への返礼やリターンが必要
・手数料がサイトにより9~20%ほど必要
・プロジェクトの中止ができない
助成金・補助金 ・返済不要
・種類が豊富
・支給金額が確定している
・時期によって利用できるものが異なる
・資格審査や書類作成が必要
・申請から受け取りまでに時間がかかる

 

資金調達の注意点

資金調達イコール事業成功ではないことを念頭に置いておきましょう。

資金調達に集中しすぎて、事業経営が疎かになっては本末転倒です。

 

ランキングによって巨額の資金調達が目立ちますが、調達した資金は基本的に負債であることを忘れてはいけません。

とくに起業間もない段階ならば、可能なかぎり自己資産を活用し、なるべく負債の少ない状態からスタートすることをおすすめします。

 

スタートアップはキャッシュフローが大切

スタートアップ,資金調達

キャッシュフローとは企業の現金の流れを意味します。

キャッシュフローを重視した経営とは、損益計算書といった会計上の利益を考えるのではなく、手元にある資金をいかに増やせるかを重視します。

資金調達のことを考えすぎて必要以上に資金調達をすると、返済額が増加しキャッシュフローの悪化に繋がるため注意しましょう。

キャッシュフローを意識すると経営の選択肢が広がり、中長期的に安定した経営ができる利点がありますので、ぜひ心がけましょう。

 

関連:「スタートアップのフェーズごとにある課題と対策とは?

 

まとめ

急に大きな金額が入ってくると、さも成功したような錯覚に陥るかもしれません。

起業家自身が惑わされないよう、しっかりとした意思でもって資金の無駄使いをしない計画を立てましょう。

 

カジュアルミーティング
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スタートアップ資金の調達に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

2021年の国内スタートアップ資金調達金額ランキングによると、設立から6ヵ月未満で60億の資金調達を達成している企業もあります。

ここでは資金調達の方法やポイントなどについてご紹介しています。

 

資金調達の段階と会社の成長度

スタートアップ,資金調達

資金調達は会社の成長度合いにあわせて、投資ラウンドと呼ばれるいくつかの段階があります。

投資ラウンドとは、投資家が企業に投資をする段階を示しています。

投資ラウンド 会社の成長度 特徴
シード 起業前の準備段階 ・ビジネスのおおまかな事が決定している
・調達目安は数100万~
・個人投資家(エンジェル投資家)や知人などからの借入
・ベンチャーキャピタルやシードアクセラレーターの融資
アーリー
(スタートアップ)
起業して間もない ・投資家により具体的なアピールができる
・調達目安は数1000万~
・個人投資家(エンジェル投資家)から支援
・ベンチャーキャピタルの融資
シリーズA
(エクスパンション)
事業が軌道にのる ・社会的な信用が得られる頃
・複数の投資家から選択できるようになる
シリーズB
(グロース)
一定の収益が得られる ・順調な利益が得られ、更に収益上昇を目指す
・堅実なビジネスアピールで億単位の資金調達が見込まれる
シリーズC
(レイター)
安定した収益が得られる ・海外進出や買収で大企業を目指す
・10億単位の資金を動かすようになる

 

資金調達の方法とメリット・デメリット

資金調達には多くの方法がありますが、こちらではおおまかなメリット・デメリット含めてご紹介します。

調達方法 メリット デメリット
出資を受ける ・返済しなくていい
・投資家からのアドバイスや成功ノウハウが得られる
・株式取得が多いと経営権を掌握される可能性
・出資株主の意向を伺うことになる
・出資株主への配当金が高くなっていく
融資を受ける
(デット・ファイナンス)
・低金利の借入
・経営の自由
・融資とは借金であり、返済義務がある
・審査に通る必要がある
・返済滞納した場合、信用の評価ランクが下がる
・ペナルティを受けると、次回の融資に悪影響
株式発行
(エイクティ・ファイナンス)
・返済義務がない
・多額の資金調達
・資本増加による財務体質強化
・大株主に経営権を握られ、経営の混乱の可能性
・高い配当金の支払いを求められる
・新株発行は既存株主への説明と理解が必要
資産の売却
(アセット・ファイナンス)
・売掛債権や不動産、知的財産権を資金にし、財務負担減
・売却後もリースの形で利用できることも
・資金繰りが悪いイメージがつく
・価値ある資産がないと成り立たない
・売却の手数料が銀行の金利より高い可能性
クラウドファンディング ・起業前に手軽に資金調達
・商品を認知して貰うマーケティング要素
・支援者のリターンを自由設定

・資金が集まるとは限らない
・支援者への返礼やリターンが必要
・手数料がサイトにより9~20%ほど必要
・プロジェクトの中止ができない
助成金・補助金 ・返済不要
・種類が豊富
・支給金額が確定している
・時期によって利用できるものが異なる
・資格審査や書類作成が必要
・申請から受け取りまでに時間がかかる

 

資金調達の注意点

資金調達イコール事業成功ではないことを念頭に置いておきましょう。

資金調達に集中しすぎて、事業経営が疎かになっては本末転倒です。

 

ランキングによって巨額の資金調達が目立ちますが、調達した資金は基本的に負債であることを忘れてはいけません。

とくに起業間もない段階ならば、可能なかぎり自己資産を活用し、なるべく負債の少ない状態からスタートすることをおすすめします。

 

スタートアップはキャッシュフローが大切

スタートアップ,資金調達

キャッシュフローとは企業の現金の流れを意味します。

キャッシュフローを重視した経営とは、損益計算書といった会計上の利益を考えるのではなく、手元にある資金をいかに増やせるかを重視します。

資金調達のことを考えすぎて必要以上に資金調達をすると、返済額が増加しキャッシュフローの悪化に繋がるため注意しましょう。

キャッシュフローを意識すると経営の選択肢が広がり、中長期的に安定した経営ができる利点がありますので、ぜひ心がけましょう。

 

関連:「スタートアップのフェーズごとにある課題と対策とは?

 

まとめ

急に大きな金額が入ってくると、さも成功したような錯覚に陥るかもしれません。

起業家自身が惑わされないよう、しっかりとした意思でもって資金の無駄使いをしない計画を立てましょう。

 

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