人それぞれに相性があるように、会社と人との間にも相性が存在します。
スタートアップが必要とするのは、どのような人材でしょうか?また、スタートアップと相性が良いのはどのようなタイプの人材でしょうか?
この記事では、スタートアップの人材採用が難しい理由とスタートアップに必要とされる4つのタイプについて解説。
それに加えて、スタートアップの人材採用が失敗しがちな3つの理由を紹介します。
スタートアップの人材採用で失敗しない方法ついて知りたい方は参考にしてみてください。
目次
スタートアップが人材を確保するのが難しいワケ
大企業や名の知れた有名企業と比べると、スタートアップは人材確保が難しいと言われています。
スタートアップの人材採用が難しいのには、以下の3つの理由があります。
- 人材採用に割けるリソースが限られている
- そもそもスタートアップが就職・転職候補になりづらい
- スタートアップの経営理念がイマイチ伝わりづらい
スタートアップは企業規模が数人で、資本金も数百万円規模の会社がほとんどです。
そのため、大企業と比較すると、どうしても人材採用に割ける人的・金銭的リソースが限られてしまいます。
その結果、スタートアップの人材採用は難しくなりがちになってしまいます。
また、人材採用に割けるリソースが少ないので、どうしても新卒の就活生や転職を考えている人とマッチングしにくくなってしまいます。
その反面、誰もが知る大企業や有名企業は、就職や転職候補として挙げられやすいのが現状なのです。
そして、スタートアップは、大企業と比較すると、実績や成果が少なく、会社の色が定まっていません。そのため、就職希望者に自社の理念や方針が伝わりづらいことも多いのです。
これらの理由で、スタートアップの人材採用は難しくなっていると言えます。
スタートアップの人材として必要な4つのタイプ
スタートアップに合った人材には4つのタイプがあります。
- 熱血型
- 好奇心型
- 評価報酬型
- 慎重型
スタートアップが人材採用を成功させるためにも、事前にスタートアップと相性の良いこれらの人材のタイプについて知っておきましょう。
タイプ1:野心に燃えている「熱血型」
スタートアップに合った人材の代表格は「熱血型」です。
スタートアップの特徴は、少人数で複数の業務をこなしていく点にあります。
営業や受付、経理などの自分の専門外の業務でも、全力でこなしてくれるようなやる気に満ちた「熱血型」の人材がスタートアップにピッタリです。
事業を展開していく上で必要な営業力の源である、コミュニケーション能力が高く、社交的な「熱血型」の人材が採用できれば、スタートアップの成長に大きく貢献してくれるはずです。
タイプ2:面白さと好奇心が先行する「好奇心型」
面白さや好奇心で仕事をする「好奇心型」もスタートアップの人材にピッタリだと言えます。
何事にも好奇心旺盛に取り組んでくれるので、スタートアップに重要なアイディア出しや営業回りで大活躍してくれるはずです。
ただし、自分のキャパシティをオーバーする仕事量を請け持ってしまって、パンクしてしまうこともあるので、定期的な面談などで仕事の進捗状況を確認しておくことが重要です。
タイプ3:他人からの評価を求める「評価報酬型」
他人からの感謝やリアクションによって、仕事にやり甲斐を感じる「評価報酬型」の人材もスタートアップには合っています。
若い社員でも責任のある仕事を任されることも多いスタートアップでは、良くも悪くも他人の評価を受けやすい環境にあります。
そのため、何度も高い評価を受けることができれば、このタイプの人材はさらにモチベーションを高めて自分の仕事をこなすことが可能です。
また、「良い評価」を得るための建設的な意見を出すことが多いので、会社が危ない方向に向かうことを未然に防ぐことも期待できますね。
タイプ4:石橋を叩いて渡る「慎重型」
スタートアップの財務や経理などにピッタリなタイプが「慎重型」の人材です。
スタートアップに入ろうとするのは稀ですが、このタイプがスタートアップの堅実な経営を助けてくれます。
「慎重型」の人材は、スタートアップがそれなりに成長してきた段階で、就職してくるケースが多いです。
「慎重型」の人材は、会社がおかしな方向に向かっている時に、きちんと意見を出してくれる可能性が高いです。
スタートアップの人材採用が失敗する3つの理由
スタートアップの人材採用は難しいと言われていますが、具体的にどのような理由で人材採用が失敗してしまうのでしょうか?
- 採用時と働き始めた時のギャップ
- スタートアップと人材の相性が悪い
- ポスト先行型の人材採用をしてしまう
スタートアップの人材採用が失敗する理由を知って、失敗しにくい人材採用を目指していきましょう。
1:採用時のポテンシャルと働き始めた時とのギャップ
スタートアップは人材の採用に割けるリソースが少ないという欠点があります。
ただでさえ知名度の低さで人材が集まりにくいスタートアップですが、有望な人材を確実に選別していく時間やお金がないというのが現状です。
そのため、採用試験で有能だと思って採用しても、「実際に勤務してみると自社のやり方には合っていなかった」といったケースも考えられます。
2:スタートアップと人材との相性が悪い
スタートアップの人材採用にかけるリソースが少ない弊害は他にもあります。
それは、人材とスタートアップとの相性が見極められないケースがあることです。
スタートアップは、社風や会社の方針が定まっている会社ばかりとは限りません。
能力や経歴の面では優秀な人材でも、会社のやり方に合わない人材を採用してしまうと、結果として仕事の効率も悪くなってしまいます。
3:ポスト先行型の人材採用をしてしまう
他の会社から人材を引き抜く場合に多いケースとして、「その人に新しいポスト」を設けて採用することがあります。
しかし、これは温故採用の温床となり、従業員からの不満を招いてしまう可能性が高いです。
また、新しいポストに抜擢された人材にとっても、待遇や業務内容が具体的に決まっていないポストに据えられても、仕事に対するモチベーションが下がってしまうことが考えられます。
そのため、ポスト先行型の採用をしてしまうと、スタートアップの人材採用の失敗を招くリスクが高くなってしまうと言えるのです。
関連:「スタートアップに必要なものとは?成功させるための3つの条件」
まとめ:スタートアップに必要な人材を見極め、人材採用を成功させよう!
スタートアップの人材採用は、企業が採用に割けるリソースが少ないために、難しくなりがちです。
また、スタートアップと大企業では、仕事のやり方や職場環境が異なるので、スタートアップに合った人材の確保が重要な課題となります。
スタートアップが人材を採用する際には、自社と採用する人材との相性や従業員を公平に扱う姿勢が、人材採用を成功させるためには重要です。
スタートアップの人材採用においては、記事内で挙げたようなスタートアップに合ったタイプの人材採用を目指して、人材採用を成功させていきましょう。
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