ホームページや自社のコンテンツ、制作物をデザイナーに依頼する際、イメージを伝えるの難しいものです。
「カッコよく」「お洒落に」など言葉だけでイメージを伝えようとすると、ギャップが生じやすくなります。
これは経験や年齢、性別や好みなどでイメージするものが異なってしまうためです。
しかしイメージ通り作成してもらえるよう伝え方を工夫し、同じビジョンを共有する必要がありますよね。
そこで今回は、デザインイメージの伝え方の工夫を解説し、ビジョン共有の方法についてご紹介していきます。
目次
デザインイメージの正しい伝え方とは
制作物のデザインイメージを上手く伝える際、コツはあるのでしょうか?
ここではイメージの伝え方の工夫についてご紹介していきます。
参考サイトのURLを共有する
「こういうイメージ」と協議する際、具体的にお手本になるものを共有する方法は効果的です。
例えばWebサイトを作成する場合、参考になるサイトのURLをいくつかピックアップし、連絡を取り合うとよいでしょう。
同じサイトを共有することで、デザインの方向性が決めやすくなります。
キーワードを共有し、画像を探す
例えば「お洒落に」といっても男性や女性、年齢などで感じるお洒落さはかなり異なってきます。
しかし漠然としたイメージをより具体的にするため、画像やサンプルをもとにキーワードを挙げていく方法は効果的。
お互い共通の「お洒落さ」がキーワードで共有できれば、画像も探しやすくなるでしょう。
ユーザーを意識した雑誌や広告を共有
ユーザーが興味を持つ雑誌や広告には、年齢や性別、商品のテイストなどがはっきり分かる特徴があります。
このためユーザーの好みをデザインテイストのみで協議するより、より具体的なイメージを共有することが可能になります。
目的やゴールを伝える
制作物にはターゲットとなるユーザーが存在することや、販売などの目的やゴールが必ずあります。
そのため画像の配置やサイト全体の構成を、「何故このように作成するのか」と意識することは大切です。
デザイナーは見た目のお洒落さやカッコよさ以外に、目的やゴールを考えた制作を考える必要があります。
このようにデザインイメージを伝える際は、Webサイトや雑誌など共有しやすいコンテンツを出し合うことでイメージを合わせる事が大切です。
また、具体的なイメージに落とし込めるようキーワードをもとに協議を重ねていくとよいでしょう。
ビジョンを共有する方法について
実際にデザイナーと作業を行う際、どのようにビジョンを共有すればよいのでしょうか?
ここでは具体的な共有方法について解説していきます。
NGワードを避けましょう
例えば以下のワードについて考えてみましょう。
- スタイリッシュな
- 上質な
- 都会的な
これらのワードは抽象的でイメージが伝わりません。
何故なら人によって捉え方が全く異なるからです。
印象によって左右する、曖昧なワードを避けるよう心掛けましょう。
感性で左右される言葉も注意
うさぎを見て可愛いと思う人もいれば、怖いと思う人もいますね。
じつは「可愛い」「美しい」など感性で表現される言葉も注意が必要です。
例えば同じ美しいデザインであっても、デコラティブなアート的美しさと風景画の緻密な美しさは異なります。
未確定要素を減らす
例えば30〜40代の仕事のできるOLをターゲットにした、「シックで落ち着いたデザイン」や20代の新社会人向けの「快活な明るいデザイン」など、ターゲットによってデザインの傾向は大きく異なります。
また、Webサイトであれば背景の画像やテキストの量、イメージの挿入など個々のパーツを統一する必要があります。
このためターゲットとなるユーザーの趣味志向をもとに、未確定事項がないよう仕上げていきましょう。
ラフスケッチで視覚化する
デザインのビジョンを共有する際、時には情報をラフスケッチで視覚化することも大切です。
ターゲットのペルソナを具体的にテキストでまとめていくと、より細かい情報が必要になり複雑化してしまうことがあります。
そのため1枚のラフなスケッチを描き、テキストと合わせる事でビジョンを共有化しやすくなります。
このようにビジョンを共有する方法では、抽象的なワードを避けることやイメージをスケッチし、確定事項を埋めていくとよいでしょう。
まとめ
デザインイメージの伝え方の工夫を解説し、ビジョン共有の方法についてご紹介しました。
デザインイメージの伝え方では、サイトを共有することや画像や雑誌など詳しいイメージを伝えるものを用意する事が効果的でしたね。
また、制作物の目的やゴールを意識することも大切でした。
実際の作業でビジョンを共有する方法では、明確にできるワードを使用することやラフスケッチなどがよいでしょう。
最終的にターゲットによる個々のデザインを統一し、依頼主とデザイナーでイメージを統一させ完成させていきましょう。
今回の工夫を参考に、是非制作物をまとめてみて下さいね。
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