雑誌や広告、ウェブサイトなど普段何気なく見ている文字。
文字(フォント)は、フォルムやデザインで受ける印象は大きく変わります。
このためフォントがもつデザインの特性について理解を深めることが大切。
また訴求する媒体・商品のターゲットに合わせたフォントデザインの選び方についても知っておく必要があります。
本記事ではフォントのデザインにおける基礎知識を解説し、選び方や注意点についてもご紹介します。
目次
フォントのデザインとは?
フォントのデザインとは、どのような意味を持つのでしょう?
例えば広告やウェブサイト、商品のパッケージなどで使用されるフォントでは、選ぶデザインによって受け手の印象は大きく変わることになります。
このためそれぞれの目的に合わせたフォントのデザインを選ぶことが重要に。
フォントのデザインが持つ特性や違いについて調べていきましょう。
フォントと書体の意味について
パソコンやスマホなどで文字を使用する際、フォントを選ぶことになります。
フォント選びでまず大切なことは、「フォント」と「書体」の持つ意味の違いです。
- 書体の意味
書体とは言い換えれば「フォントのデザインごとの違い」を意味します。
具体的には「メイリオ」、「游ゴシック」、「明朝」などフォントのデザインごとに分けることができます。
このようにフォントのデザインごとの違いを書体と呼びます。
- フォントの意味
一方のフォントとは、各書体ごとに作られたバリエーション(小文字、大文字や太字など)を一括りにしたものです。
このように書体はフォントのデザインを意味し、フォントは書体を一括りにしたセットとまりますので、意味の違いを覚えておきましょう。
フォントに掛かるコストの違い
MacのiOSやWIndows、GoogleのCromeなど各ブランドには最初からインストールされているフォントを「標準フォント」と呼びます。
標準フォントは、スマホやPCで利用でき無償で使用できます。
他にはデザインされたフォントに無償で利用できる「フリーフォント」と購入し使用できる「有償フォント」があります。
これらのデザインフォントにかかるコストの違いは、以下の内容になります。
無料で使えるフリーフォント
おもにウェブからダウンロードし利用できる無料のフォントになります。
最近ではデザインが優れたフリーフォントも登場してきています。
こちらはコストを掛けず商用で使用したい方におすすめ。
ただし、一部のフリーフォントは編集や商用登録が禁止されているものもありますので、概要を確認してから使用しましょう。
有償フォントの料金体系について
有償フォントでは、購入後追加のコストが掛からない「買い切りタイプ」と月々や年間の使用料を支払い継続して利用できる「サブスクリプションタイプ」があります。
有償フォントでは、購入後追加のコストが掛からない「買い切りタイプ」と月々や年間の使用料を支払い継続して利用できる「サブスクリプションタイプ」があります。
いずれもフォントを利用する範囲や用途を考え、購入しましょう。
フォントデザインとは?
フォントデザインとはどのようなものなのでしょう?
ここではよく知られている有名なフォントのデザインをご紹介していきます。
- 上品な「明朝体」
毛筆をイメージした、ハネのあるフォルムが落ち着いたデザインが印象的なフォント。 新聞やレポートなど読みもので使用されることの多い書体です。
- モダンな印象の「ゴシック体」
太さが均一なデザインが印象的なフォント。
視覚的に訴える特徴から、広告などパブリシティに多く利用されています。
- 英語の明朝体「セリフ」
フォーマルでクラシックな印象の英字フォント。
フォーマルで落ちついた特徴から、おもに文章で使用されることの多い書体です。
- 手書き風「スクリプト」
筆記体をイメージさせるデザインが特徴の英字フォント。
斜体の角度が異なる種類があり、斜度が多いほどフォーマルな印象を与えます。
- 数字のデザインフォント
数字のデザインフォントでは、上下ラインを揃えたデザインの「ライニングスタイル」と、上下にはみ出す「オールドスタイル」があります。
読みやすさを優先する場合はライニングを、あえて不揃いにし印象を残したい場合はオールドスタイルと用途に合わせて使用してみましょう。
このようにフォントのデザインには、それぞれ特徴があることがご理解頂けたでしょうか。
フォントを選ぶ際は、目的に合わせたフォントを選ぶよう心掛けましょう。
フォントデザインを選ぶポイント
フォントを選ぶポイントには、どのようなものがあるのでしょうか?
ここではフォントを選ぶ際の方法をご紹介していきます。
フォントの美しさを意識する
フォントの美しさは、手書きの文字と同じく読みやすさに直結します。
例えばwindowsでは「メイリオ」や「游ゴシック」が比較的新しいフォントですが、フォントデザインの美しさはもちろん高解像度に対応した滑らかさが表現されています。
太字・斜体機能
強調したい箇所に「太字」や特定の文字を優雅に見せる「斜体」機能に対応しているかも重要なポイント。
これらの機能に対応できていないフォントでは、「擬似太字・斜体」で表現しているフォントが見受けられます。
これらはフォントのデザインが崩れてしまうケースや、効果が少ないためおすすめできません。
こうしたフォントデザインの表現を広げる機能について、確認しておきましょう。
フォントデザインで注意すべき点
フォントのデザインで注意すべき点は以下になります。
ライセンスに注意する
フォントにはライセンス=著作権があります。
とくにフリーフォントでは商用で使用できるものの、条件が付いているケースが多くあります。
有償フォントについても、利用前に商用可能な範囲を確認した上で使用しましょう。
キャラクターマップを確認
キャラクターマップでは、すべてのフォントが確認できるので、誤った注文を防ぐことが可能です。
このようにフォントデザインでは、実際に使用する際のポイントを抑えて注文するとよいでしょう。
まとめ
今回は、フォントのデザインにおける基礎知識を解説し、選び方や注意点についてもご紹介しました。
フォントデザインは、使用する目的に合わせて選ぶ事が大切です。
ご紹介しましたデザインを選ぶポイントを参考に、自分に合うフォントを是非探してみて下さい。
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