画像を加工するデザインツールに「Canva」と「Photoshop」がありますが、現在どちらも人気のアプリです。
しかしそれぞれの違いや特徴について、あまり知らないという方も多いのではないでしょうか?
本記事ではCanvaとPhotoshopの特徴、違いを詳しく解説します。
目次
CanvaとPhotoshopの違いは?
CanvaとPhotoshopはいずれも人気のデザインツールですが、それぞれの違いとはどのようなものでしょう?
ここではCanvaとPhotoshopの違いについてご紹介します。
Canva・Photoshopの機能や使いやすさ
初心者でも手軽に使えるデザインツールとして人気のCanvaですが、おもな機能は以下の内容になります。
- 使いやすく直感的なインターフェース
メンンメニューやエディターの編集画面の配置が分かりやすく、必要な操作がマニュアルをあまり読まずに使用できる点はメリットでしょう。
- テンプレートやプリセットが豊富
必要なテンプレートやプリセットがあらかじめ豊富に用意されているので、選ぶだけで簡単に画像加工が行えます。
- 初心者向けの機能が充実している
Canvaは画像編集・加工が初めてや苦手な方でも手軽に利用できるよう、初心者に必要な機能が充実しています。
一方のPhotoshopは、本格的なデザイン編集・加工が行える特徴があります。
おもな機能は以下の内容になります。
- 高度な編集機能がある
例えば画像を重ねるレイヤーが階層別に表示される、ペンツールで簡単なグラフィックを作成できるなど「細かい部分をカスタマイズできる」高度な編集機能を備えています。
- 膨大なカスタマイズが可能
個々のメニューや機能が多彩なため、さまざまな機能を駆使した膨大なカスタマイズが可能です。
ただし、編集には専門的な知識や技術が必要なため初心者には難しい操作や機能も多くあります。
このようにCanvaは簡単で手軽にデザインを作成したい場合に適していて、一方のPhotoshopではより複雑なデザインやプロフェッショナルな編集作業に適している違いがあります。
それぞれどちらが良いかは技術レベルや求められる作業のニーズに応じて選ぶ必要があります。
対象となるユーザー層の違い
それぞれの機能の違いをご紹介しましたが、Canvaはデザイン初心者や非デザイナーに適しており、使いやすさとテンプレートの豊富さが魅力なツールです。
一方、Photoshopはプロや熟練したデザイナー向けで、高度な編集機能やカスタマイズ性が求められます。
Canvaはデザインの基礎を学びながら手軽に美しいデザインを作成できますが、Photoshopはプロデザイナーがクリエイティブなアイデアを実現するための強力なツールといえます。
ユーザーのスキルレベルやデザインニーズに応じて、CanvaとPhotoshopを選ぶことが重要です。
Canva・Photoshopの特徴を比較
Canva、Photoshopの特徴を検証し、比較してみましょう。
それぞれのツールの特徴は以下の内容になります。
[Canva]の特徴
- 直感的なインターフェースと使いやすさ
- 豊富なテンプレートやプリセットの提供
- デザイン初心者や非デザイナー向けの機能が充実
- ソーシャルメディア投稿やプレゼンテーション作成が簡単
- 共同編集やクラウド上での保存と共有が便利
- ブランドデザインの統一感を実現
- 迅速なデザイン作業に適している
Canvaの特徴として「非デザイナー」や「初心者」など画像編集が得意でない方でも手軽き始められる必要な機能が揃っていて、作業をしやすい特徴があります。
[Photoshop]の特徴
- 高度な編集機能と無限のカスタマイズ性
- プロフェッショナルなデザインや写真編集に適している
- レイヤー、フィルター、マスクなどの豊富なツールと効果
- ピクセルパーフェクトな画像編集と高品質の出力
- 複雑な合成やイラスト作成が可能
- カラーコレクションやカスタムブラシの利用が可能
- プロジェクトのスケーラビリティと柔軟性が高い
- デザイナーやクリエイティブプロフェッショナルに向いている
PhotoshopではCanvaと比べより精彩な編集や複雑な合成、イラストの制作まで幅広く対応しているため「プロが望むデザイン」を制作しやすい特徴があります。
このようにCanvaでは初心者から始められ、一方のPhotoshopではプロの編集作業に対応できる特徴を備えています。
Canva、Photoshopの用途・メリット
Canva、Photoshopはどのような用途で使用されているのでしょう?
ここではそれぞれの用途やデザインツールを使用するメリットについてご紹介します。
Canvaの用途とメリット
Canvaは、Webブラウザ上で利用できる無料のグラフィックデザインツールです。
テンプレートや素材が豊富で、初心者でも簡単にプロレベルのデザインを作成することができます。
Canvaの用途は多岐にわたります。
例えばチラシ・ポスター・名刺、バナー・ロゴ・プレゼンテーションなど、さまざまなデザインを作成することができます。
また、Canvaはチームでデザインを共有することもできるので、プロジェクトの進行管理にも役立ちます。
Canvaのメリットは、以下のとおりです。
- 無料
- テンプレートや素材が豊富
- 操作が簡単
- チームでデザインを共有できる
- さまざまなデバイスで利用可能
Canvaは、Webベースで手軽に使用できる点がとくにメリットでしょう。
デザインに不慣れな方でも簡単にプロレベルのデザインを作成できる、便利なツールと言えます。
Photoshopの用途と利点
Photoshopは、Adobeが開発した画像編集ソフトです。
写真の編集や加工、合成、デザインなど、さまざまな用途に使用することができます。
Photoshopの用途は以下の内容です。
- 写真の編集・写真の加工・写真の合成・デザイン
- 印刷物制作・ウェブサイト制作・動画制作
Photoshopのメリットは、以下の通りです。
- 機能が豊富・使いやすいインターフェイス
- 多くのクリエイターが使用している
- オンラインで学習できるリソースが豊富
Photoshopはさまざまな用途で使用できるメリットがある一方、プロ向けツールのため操作が複雑な特徴もあります。
このためオンラインで使い方を学習できるなど初心者向けのサポートも利用可能。
写真編集やデザインに欠かせないソフトとして、プロフェッショナルから初心者まで幅広いユーザーに愛用されています。
価格モデルを確認しましょう
Canva、Photoshopを利用する際の価格、価格モデルについて知っておく必要があります。
ここではそれぞれの利用する際に必要な費用についてご紹介します。
Canvaの価格モデル
Canvaでは「無料・個人向けプレミアム・ビジネス向けプレミアム」の3つの価格モデルを提供しています。
※料金は2023年7月現在のもので、予告なく変更となる場合があります。
- [無料プラン]基本的な使用が中心の方向け
無料プランでは、すべての機能にアクセスできませんが、基本的なデザイン作成は可能です。
- [個人向けプレミアム : 1,500円/月]すべての機能を揃える
個人向けプレミアムプランでは、すべての機能にアクセスでき、追加の素材やテンプレートを利用することができます。
- [ビジネス向けプレミアム1,800円/月]チーム編集が可能
ビジネス向けプレミアムプランでは、個人向けプレミアムプランの機能に加えて、チームでデザインを共有したり、カスタマイズされたブランドギャラリーを作成したりすることができます。
Canvaは、すべてのユーザーに使いやすいデザインツールです。
無料プランでも基本的なデザイン作成は可能ですが、より高度な機能や素材を利用したい場合は、個人向けプレミアムプランまたはビジネス向けプレミアムプランを検討してみましょう。
Photoshopの価格モデル
Photoshopは「Adobe Creative Cloud」の一部として提供されています。
Creative Cloudは、PhotoshopのほかにIllustratorやInDesignなどのアプリケーションも含むサブスクリプションサービスです。
- Photoshopの料金プラン
Photoshopの価格は、Creative Cloudのプランによって異なります。
※料金は2023年7月現在のもので、予告なく変更となる場合があります。
- 個人向けプラン : フォトプラン1,078円/月・photoshop単体プラン2,728円/月・Creative Cloudコンプリートプラン6,480円/月
- 学生・教職員向けプラン : 月額1,980円
Photoshopは、プロフェッショナル向けの画像編集ソフトです。
機能が豊富で、さまざまな用途に使用することができるため、価格は高めです。
このようにPhotoshopは月額1,980円〜利用できる一方、Canvaは機能的な制限はあるものの、月額無料から利用できる価格モデルを備えています。
デザインツールを利用する目的に合わせて、それぞれの価格モデルも検討してみましょう。
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まとめ
今回は、CanvaとPhotoshopの特徴、違いを詳しく解説しました。
Canva・Photoshopそれぞれの特徴や用途、価格モデルなどをご紹介しましたが、Canvaは初心者の方でも手軽にデザインツールを利用できるよう工夫されていることが分かりました。
一方デザイン業務として本格的なツールを利用する場合には、Photoshopが優れた機能をもつこともご理解頂けたのではないでしょうか?
両者の違いを参考に、是非利用を検討してみて下さい。
デザイン業務をご検討の際は、picks designに是非ご相談ください。