新規事業を始めたいが、どんな事業にすべきか思いつかないと悩んでいる方は多いでしょう。
新規事業のアイデアを出すのは凄く難しいように思われますが、原因やポイントを押さえれば、誰にでも必ずできます。
今回の記事では、新規事業のアイデア出しや事業を成功させる秘決について紹介します。
目次
新規事業が思いつかない原因は?
まずはなぜ新規事業のアイデアが出ないかの原因について解説します。
最初から画期的なアイデアを出そうとする
新規事業のアイデアを出すときに、どうしても過去に例の無い革新的な商品やサービスを発想しようと考えてしまいます。
しかし、漠然と画期的なアイデアを出そうとしても簡単に出るものではありません。
まずは「身近にある小さな問題をどのようにしたら解決できるか」といったところから考えて、たくさんアイデアを出すのが良いでしょう。
ひとりで考え込んでしまう
アイデアを出そうとひとりで考えこんでしまうのも原因です。
ひとりでは考えをまとめることができず、具体的なアイデアとして発想できないからです。
そんなときは周囲の人と意見交換する場を設けましょう。
自分の考えを言語化して伝えたり、他の人の意見を取り入れることで考えがまとまることがあります。
新規事業のアイデアを発想するためのポイントとは
つぎに新規事業のアイデアを発想するためのポイントについて以下紹介します。
社会が抱える問題を常に意識する
新規事業の役割は現状社会が抱える何らかの問題を解決することです。
そのため新規事業のアイデアを出すために、社会の抱えている問題のインプットが重要です。
新規事業のペルソナを設定する
新規事業が思いつかないときには、誰のためにどんな価値を提供するのかを想定するのが重要です。
商品やサービスのユーザーのペルソナを設定することで、アイデアが出やすくなるでしょう。
自社の強みや弱みを理解する
新規事業のアイデアを出すときに、自社の持つ強みや弱みを理解するのが大切です。
自社の持つ強みや、自社が持っていた弱みを克服した経験などを活かせれば、新規事業のアイデアのきっかけとなるでしょう。
箇条書きで自社の強みや弱みを書き出すのが有効です。
関連:「新規事業立ち上げの進め方をポイントで解説!役立つフレームワークも紹介」
フレームワークの活用
新規事業のアイデアを出すためにはフレームワークの活用が有効です。
以下に新規事業のアイデア出しにおすすめなフレームワークを紹介します。
アイデア出しのためのフレームワーク
SWOT | 強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)を元に自己分析を行う手法です。 |
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PEST | 政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、Technology(技術)を元に自社を取り巻く環境を分析する手法です。 |
3C | 自社(Company)、顧客(Customer)、競合(Competitor)という3つの「C」を元に市場を分析する手法です。 |
4P | 商品(Product)、価格(Price)、場所(Place)、販促(Promotion)の4つの「P」を元に自社のサービスの戦略を考える手法です。 |
ブレインストーミング | 1つのテーマに対して、主に複数人で意見を出しあうことで相互作用を元に多くのアイデアを出す手法。 |
どのフレームワークもビジネスの世界で広く使用されています。
SWOTやPESTで自社や自社を取り巻く環境を分析し、3Cや4Pで市場分析や自社サービスの戦略をたてることで、新規事業の具体的なアイデアを出すことに役立てられるでしょう。
ひとりでやるよりも複数人でブレインストーミングを行えば、更なる効果が期待できます。
新規事業成功の秘決
最後に新規事業を成功させる秘決を解説します。
企業理念に沿っているかを確認する
企業理念とは、企業の目的や存在意義を表すものです。
企業理念は企業の展開する全ての事業の根幹をなすものであり、企業や所属する社員の行動指針の基盤となります。
新規事業の目的や目指す方向が企業理念と乖離していると、企業内での統率がとれないばかりか、顧客に提供する価値にも一貫性を欠く結果を招きます。
新規事業を成功させるために、新規事業が企業理念に沿っているかを必ず確認しましょう。
成功事例を分析する
新規事業を成功させるためには、過去に新規事業を成功させた他社事例を分析することが重要です。
自社の新規事業と全く別の事業領域でも、成功までの経緯や事業の進め方には共通して活用すべき要素がたくさんあります。
再現性のある成功要素を自社の新規事業にもうまく取り入れていきましょう。
まとめ
今回の記事では新規事業が思いつかない方のために、新規事業のアイデア出しのポイントと新規事業成功の秘決について紹介しました。
どんな方でも、紹介したポイントやフレームワークを踏まえて現状分析から行えば、必ず新規事業のアイデアを出すことは可能です。
新規事業での成功を目指して、まずは事業のアイデアを出していきましょう。
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