サイトリニューアル時のSEO対策を解説!注意すべき点は?

  • 2022.11.21
  • SEO
  • 新規事業

サイトリニューアル,SEO

ウェブサイトを運営していく中で、自社が抱えるコンテンツをリニューアルしたい場合があります。

おもに集客やデザインを強化する目的で行われるサイトリニューアルでは、SEO対策を実践し再設計する必要があります。

本記事では、サイトリニューアル時のSEO対策や注意すべき点について解説します。

 

サイトリニューアル時のSEO対策は?

サイトリニューアル

サイトを新たにリニューアルする場合、SEO対策と併せて従来のコンテンツを再設計する必要があります。

また、集客やデザイン、機能などどの部分を強化すべきかを予め検討し制作しましょう。

ウェブサイトを刷新する箇所が、検索エンジンの評価に繋がるページ作りを意識することが大切です。

 

SEO対策でリニューアルが必要な時期

ホームページなどのウェブコンテンツの耐用年数は約3年程度と言われています。

しかし期間が過ぎたという理由だけでリニューアルを進めてしまうと、本来の目的を見失うことになり危険です。

このためリニューアルがなぜ必要か?といった具体的な目的を持って行うようにしましょう。

 

サイトリニューアルの方法は?

サイトをリニューアルする場合、いくつかの種類や方法がありますのでご紹介していきます。

 

  • サイトデザインを刷新する方法

従来のサイトデザインやコンテンツを見直し、新しく作り替える方法です。

サイトのデザイン全体が古く感じるケースや、スマホ・タブレットの表示に対応していない場合などに実施されます。

サイトデザインを刷新する場合は、訪れるユーザーに持たれるイメージやコンテンツの内容を整理してから始めることが大切。

サイト全体のブランディングを検討してみましょう。

 

  • 追加機能を盛り込むリニューアル方法

システムが古く、社内でサイトを更新できない場合やカートなど決済機能、予約システムを導入するなど追加機能を盛り込むリニューアル方法です。

従来不便を感じていた箇所に「機能を付けて改善する」目的でリニューアルに取り組むことになります。

追加機能を盛り込む場合は、技術的な知識や費用が掛かるため必要以上の追加を避けるようにしましょう。

 

SEOサイトリニューアルの特徴

サイトリニューアル

SEO対策を伴うサイトリニューアルでは、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょう?

それぞれの特徴についてご紹介していきます。

 

サイトリニューアルのメリット

サイトリニューアルでのメリットを以下にまとめました。

  • 大幅にアクセス数が増える可能性がある
  • コンバージョン(CVR)率の改善に繋がる可能性がある
  • 常にサイトを最新の状態に更新できる
  • 追加機能により快適な利用環境に改善

 

サイトリニューアルのデメリット

一方のデメリットは以下の点があります。

  • リニューアル状況により、アクセス数が減ることも
  • サイト設計、作業に時間と費用が掛かる

 

このようにSEOサイトリニューアルでは、具体的な目的を持ち作業にかかることが大切です。

また、予測と異なり状況が悪化する可能性があることも覚えておきましょう。

 

SEOサイトリニューアルを行う手順

サイトリニューアル

SEOサイトリニューアルを進める際の手順についてご紹介していきます。

 

企画〜スケジュール管理

まずは企画〜運営にかけてのスケジュール管理を行います。

具体的には以下の手順を参照してみましょう。

 

1.サイトリニューアルが目指す目的・結果の設定

2.現状のサイト問題点を検証

3.ライバルサイトの分析

4.サイト全体の設計図を制作

5.サイトデザイン・各コンテンツの制作

6.運営開始・効果検証 7.検証の分析・改善

 

手順1〜6で運営を開始する流れとなります。

企画〜運営までの期間は約3〜4ケ月を目安に取り組みましょう。

 

運営開始後の検証、改善にはさらに数ケ月要します。

リニューアルするサイトの規模にもよりますが、概ね半年〜1年でSEO対策の結果と刷新が完了します。

いずれも時間の掛かる作業となりますので、サイトを育てる感覚で進めていきましょう。

 

SEO対策を意識したリニューアル

SEOサイトリニューアルでは、企画〜設計にかけてが非常に大切な期間となります。

リニューアルの結果がこの段階で決まることになるからです。

Google(検索エンジン)がユーザーにとって快適で有益なサイトと評価されるようコンテンツ設計を実施していきましょう。

関連:SEOとは何かを分かりやすく解説!初心者向けの対策を紹介

 

SEOサイトリニューアルの注意点

サイトリニューアル

SEOサイトリニューアルを実行する際の注意点についてご紹介します。

 

サイト全体をリニューアルする場合

サイトを再設計する場合、SEO対策に基づいた「サイト全体の検証」を行うことが大切です。

それぞれの項目ごとの内容を確認していきましょう。

 

内部対策のチェック項目

サイト内部のSEO対策チェック項目は以下の内容になります。

 

  • サイトの中身をチェックしましょう

サイトにおけるSEO対策の基本は、「1つのページごとに1つのキーワード」を設けることです。

このため各ページごとに「ターゲットとなるキーワード」を設定していきましょう。

 

ここで注意すべき点は、デザイン・UI設計とは別であるということです。

ユーザーが意図する検索結果をもとに、サイトを訪れるためこれらを調査し設計することが大切。

事前にSEOを高めるキーワードを準備しておきましょう。

また、制作したサイトが設定した対象キーワードが盛り込まれた記事であるか、メタディスクリプション(検索結果に表示される説明文)は適切かなどをチェックしておきます。

 

  • レスポンシブルなデザインか?

最近ではスマートフォン・タブレットに対応した「レスポンシブルなデザイン」が推奨されています。

実際にはこれらのデバイスを利用するユーザーが圧倒的に多い現状があるため、Googleもユーザーを意識し勧めている現状があるのです。

通常、PCもスマホも同じURLで制作し表示を切り替える方法で制作します。

しかし規模の大きなサイトでは、デバイスごとに異なるURLで制作するケースもあります。

こちらは管理が複雑になる可能性が高いため、通常は前者のURLを一つで管理する方法がおすすめです。

 

  • コンテンツのテキスト量は?

制作するコンテンツでは、検索するユーザーの意図に合わせた適度なテキスト量が必要になります。

これは「有益な情報が記載されている」かを検索エンジンが判断する基準となりますので、覚えておきましょう。

このためデザインやUIを意識するあまり、テキスト量が少なくなっていないかを検証することも大切になります。

 

  • 内部リンクは機能しているか

サイト内部のページごとをつなぐ「内部リンク」が適切に配置されているかは、検索エンジンの評価の基準となります。

また、ユーザーに次のページを促すなど行動を取りやすくするメリットも生まれるので、適切に内部リンクが配置されているかチェックしましょう。

 

  • ページごとのクオリティは?

ワードプレスなどの制作ソフトでは、タグを自動的に生成する機能が備わっています。

このためタグごとに無意味なページをタグごとに大量作成することになるため、機能を制限する施策を行いましょう。

また、リニューアル作業でページを削除する際404メッセージを設定します。

一方新しいページを削除ページに設定する場合はリダイレクトの操作を行います。

 

  • XMLサイトマップの活用

ウェブサイトがどのようなURLで構成されているかという設計図をxml形式でファイル化したものを「XMLサイトマップ」と呼びます。

検索エンジンのクローラーは、サイトごとのURLを頼りにサイトを探すため、サイトマップの設置は有効な手段となります。

このためサイトリニューアル時などサイト内部の構造が変わる際には再設定しておくことをおすすめします。

Googleサーチコンソールから、XMLサイトマップは作成可能です。

 

  • パンくずリストの設置

サイトの各ページが、どの位置にあるかを示す「パンくずリスト」の設置も大切な作業のひとつ。

検索エンジンがサイト検索を行う際に役立ちますので、SEO対策のひとつとして設置をおすすめします。

 

  • 検索エンジンへのnoindex

ワードプレスなどで制作する際、タグやカテゴリーを設置する際に生まれる「無意味なページ」は、評価を下げることに繋がります。

このためこれらのページを公開しない目的でindexを拒否する「noindex」を設定することができます。

タグやカテゴリーを設定する際に、チェック項目で設定しておきましょう。

 

SEO対策URL・ドメインの注意点

サイトリニューアル時に、サイトURLやドメインが変更されている場合に注意すべき箇所をご紹介していきます。

 

  • リダイレクトは適切か

古いページや削除したページにアクセスしたユーザーを、新たに作成したページに誘導するリダイレクトが適切に行われているかチェックしましょう。

この時、TOPページに誘導する「302リダイレクト」を誤って設定している場合があるため注意が必要です。

 

  • 内部リンクは機能しているか

ドメインを変更したサイトでは、旧ドメインのまま内部リンクを残しているケースもあります。

この場合リンク切れが発生し、SEO評価を下げることになるため内部リンクをチェックしておきましょう。

 

  • SSLでのリダイレクト対応は?

最近のウェブサイトは、セキュリティ対策からSSL対応のサイト設計を行うケースが増えています。

従来の「http」から「https」に移行する際は、サイト内の各ページをリダイレクト対応する必要がありますので、必ず実行して下さい。

 

サイトのアクセス低下時の対策

サイトリニューアル

リニューアルしたサイトのアクセス数が減少、低下した場合の対策をご紹介します。

 

アクセス低下の現状を確認

まずはアクセスが低下しているサイトの現状を確認してみましょう。

 

  • 検索エンジンの評価をチェック

Googleアナリティクス・サーチコンソールを使い下記評価を調べてみましょう。

  • 直近3ケ月間でのアクセスの減少数を調べる
  • アクセス数をもとに減少したページを検証

 

直近3ケ月間でのアクセスの減少数を調べる

アクセスが減少した場合の可能性として、Googleの規約違反などによるペナルティが考えられます。

アナリティクス、サーチコンソールなどで検証の際ペナルティが警告されているか確認し、原因を特定し対処しましょう。

 

アクセス数をもとに減少したページを検証

Googleアナリティクスを使用し、オーガニックサーチ機能でアクセスが減少したページを特定します。

アクセス数が減少した理由として、コンテンツの中身が変わった、内部リンクが壊れているなどの原因が考えられます。

また、サイト全体のアクセス数が減少した場合はリニューアルの際設定ミスが発生原因のケースもあります。

これらの原因を特定し、個別に対応していきましょう。

 

サイトリニューアルでの回復方法

サイトリニューアルで問題点を回復する場合の方法についてご紹介します。

 

  • 旧ページからリダイレクト

サイトをリニューアルする際にURLを変更した場合、新たなページに誘導するリダイレクトの設定を確認します。

旧ページから新ページへリダイレクトする場合、個々の旧ページが全て新たなTOPページに誘導しているケースがあります。

この場合、個々のページに対応した新ページに移行するよう個別にリダイレクトを設定し直しましょう。

 

  • 302リダイレクトとは?

リダイレクトの方法には、持続性のある「301リダイレクト」と一時的に転送を促す「302リダイレクト」があります。

旧ページの評価を新ページに継承する場合、301リダイレクトを設定する必要があります。

謝って302を設定している場合は、速やかに変更を行いましょう。

 

  • 新たなコンテンツを追加する

リニューアル時にコンテンツ量が減少した場合、おもにテキスト量が減ったためマイナス評価となっているケースがあります。

この場合ページごとの適切なテキスト量を検討し、新たなコンテンツを追加するようにしましょう。

 

  • HTML構造を確認

リダイレクトやコンテンツ量が適切であるのに評価が伴わない場合はHTML構造を見直してみましょう。

具体的には見出しやタイトルの設置が適切か、メタディスクリプションが配置されているかなどです。

これらを満たすことで、検査エンジンが正常に作動しSEO評価を上げることに繋がりますので、検証してみましょう。

 

専門業者に依頼する相場について

SEOサイトリニューアルを専門業者に依頼する場合の費用相場は、サイト規模により異なりますが概ね100〜300万円前後の費用が発生します。

このためリニューアルが必要な理由や目的を検証し、費用対効果を予測した上で依頼するようにしましょう。

また、依頼する業者にSEO対策の専門知識があるか、具体的なスケジュールについても尋ねておきます。

予算をかけて行う分、万全なSEOリニューアルを依頼するようにしましょう。

関連:モバイルSEOとは?重視される理由とモバイルファーストへの5つの対応策

 

まとめ

サイトリニューアル

今回は、サイトリニューアル時のSEO対策や注意すべき点について解説しました。

SEO対策に基づいたサイトリニューアルでは、サイトを刷新する目的や効果を検証し個々の作業を進めることが大切です。

旧サイトでの評価を引き継ぎ、デザインや機能面を強化したサイト設計を実行していきましょう。

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ウェブサイトを運営していく中で、自社が抱えるコンテンツをリニューアルしたい場合があります。

おもに集客やデザインを強化する目的で行われるサイトリニューアルでは、SEO対策を実践し再設計する必要があります。

本記事では、サイトリニューアル時のSEO対策や注意すべき点について解説します。

 

サイトリニューアル時のSEO対策は?

サイトリニューアル

サイトを新たにリニューアルする場合、SEO対策と併せて従来のコンテンツを再設計する必要があります。

また、集客やデザイン、機能などどの部分を強化すべきかを予め検討し制作しましょう。

ウェブサイトを刷新する箇所が、検索エンジンの評価に繋がるページ作りを意識することが大切です。

 

SEO対策でリニューアルが必要な時期

ホームページなどのウェブコンテンツの耐用年数は約3年程度と言われています。

しかし期間が過ぎたという理由だけでリニューアルを進めてしまうと、本来の目的を見失うことになり危険です。

このためリニューアルがなぜ必要か?といった具体的な目的を持って行うようにしましょう。

 

サイトリニューアルの方法は?

サイトをリニューアルする場合、いくつかの種類や方法がありますのでご紹介していきます。

 

  • サイトデザインを刷新する方法

従来のサイトデザインやコンテンツを見直し、新しく作り替える方法です。

サイトのデザイン全体が古く感じるケースや、スマホ・タブレットの表示に対応していない場合などに実施されます。

サイトデザインを刷新する場合は、訪れるユーザーに持たれるイメージやコンテンツの内容を整理してから始めることが大切。

サイト全体のブランディングを検討してみましょう。

 

  • 追加機能を盛り込むリニューアル方法

システムが古く、社内でサイトを更新できない場合やカートなど決済機能、予約システムを導入するなど追加機能を盛り込むリニューアル方法です。

従来不便を感じていた箇所に「機能を付けて改善する」目的でリニューアルに取り組むことになります。

追加機能を盛り込む場合は、技術的な知識や費用が掛かるため必要以上の追加を避けるようにしましょう。

 

SEOサイトリニューアルの特徴

サイトリニューアル

SEO対策を伴うサイトリニューアルでは、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょう?

それぞれの特徴についてご紹介していきます。

 

サイトリニューアルのメリット

サイトリニューアルでのメリットを以下にまとめました。

  • 大幅にアクセス数が増える可能性がある
  • コンバージョン(CVR)率の改善に繋がる可能性がある
  • 常にサイトを最新の状態に更新できる
  • 追加機能により快適な利用環境に改善

 

サイトリニューアルのデメリット

一方のデメリットは以下の点があります。

  • リニューアル状況により、アクセス数が減ることも
  • サイト設計、作業に時間と費用が掛かる

 

このようにSEOサイトリニューアルでは、具体的な目的を持ち作業にかかることが大切です。

また、予測と異なり状況が悪化する可能性があることも覚えておきましょう。

 

SEOサイトリニューアルを行う手順

サイトリニューアル

SEOサイトリニューアルを進める際の手順についてご紹介していきます。

 

企画〜スケジュール管理

まずは企画〜運営にかけてのスケジュール管理を行います。

具体的には以下の手順を参照してみましょう。

 

1.サイトリニューアルが目指す目的・結果の設定

2.現状のサイト問題点を検証

3.ライバルサイトの分析

4.サイト全体の設計図を制作

5.サイトデザイン・各コンテンツの制作

6.運営開始・効果検証 7.検証の分析・改善

 

手順1〜6で運営を開始する流れとなります。

企画〜運営までの期間は約3〜4ケ月を目安に取り組みましょう。

 

運営開始後の検証、改善にはさらに数ケ月要します。

リニューアルするサイトの規模にもよりますが、概ね半年〜1年でSEO対策の結果と刷新が完了します。

いずれも時間の掛かる作業となりますので、サイトを育てる感覚で進めていきましょう。

 

SEO対策を意識したリニューアル

SEOサイトリニューアルでは、企画〜設計にかけてが非常に大切な期間となります。

リニューアルの結果がこの段階で決まることになるからです。

Google(検索エンジン)がユーザーにとって快適で有益なサイトと評価されるようコンテンツ設計を実施していきましょう。

関連:SEOとは何かを分かりやすく解説!初心者向けの対策を紹介

 

SEOサイトリニューアルの注意点

サイトリニューアル

SEOサイトリニューアルを実行する際の注意点についてご紹介します。

 

サイト全体をリニューアルする場合

サイトを再設計する場合、SEO対策に基づいた「サイト全体の検証」を行うことが大切です。

それぞれの項目ごとの内容を確認していきましょう。

 

内部対策のチェック項目

サイト内部のSEO対策チェック項目は以下の内容になります。

 

  • サイトの中身をチェックしましょう

サイトにおけるSEO対策の基本は、「1つのページごとに1つのキーワード」を設けることです。

このため各ページごとに「ターゲットとなるキーワード」を設定していきましょう。

 

ここで注意すべき点は、デザイン・UI設計とは別であるということです。

ユーザーが意図する検索結果をもとに、サイトを訪れるためこれらを調査し設計することが大切。

事前にSEOを高めるキーワードを準備しておきましょう。

また、制作したサイトが設定した対象キーワードが盛り込まれた記事であるか、メタディスクリプション(検索結果に表示される説明文)は適切かなどをチェックしておきます。

 

  • レスポンシブルなデザインか?

最近ではスマートフォン・タブレットに対応した「レスポンシブルなデザイン」が推奨されています。

実際にはこれらのデバイスを利用するユーザーが圧倒的に多い現状があるため、Googleもユーザーを意識し勧めている現状があるのです。

通常、PCもスマホも同じURLで制作し表示を切り替える方法で制作します。

しかし規模の大きなサイトでは、デバイスごとに異なるURLで制作するケースもあります。

こちらは管理が複雑になる可能性が高いため、通常は前者のURLを一つで管理する方法がおすすめです。

 

  • コンテンツのテキスト量は?

制作するコンテンツでは、検索するユーザーの意図に合わせた適度なテキスト量が必要になります。

これは「有益な情報が記載されている」かを検索エンジンが判断する基準となりますので、覚えておきましょう。

このためデザインやUIを意識するあまり、テキスト量が少なくなっていないかを検証することも大切になります。

 

  • 内部リンクは機能しているか

サイト内部のページごとをつなぐ「内部リンク」が適切に配置されているかは、検索エンジンの評価の基準となります。

また、ユーザーに次のページを促すなど行動を取りやすくするメリットも生まれるので、適切に内部リンクが配置されているかチェックしましょう。

 

  • ページごとのクオリティは?

ワードプレスなどの制作ソフトでは、タグを自動的に生成する機能が備わっています。

このためタグごとに無意味なページをタグごとに大量作成することになるため、機能を制限する施策を行いましょう。

また、リニューアル作業でページを削除する際404メッセージを設定します。

一方新しいページを削除ページに設定する場合はリダイレクトの操作を行います。

 

  • XMLサイトマップの活用

ウェブサイトがどのようなURLで構成されているかという設計図をxml形式でファイル化したものを「XMLサイトマップ」と呼びます。

検索エンジンのクローラーは、サイトごとのURLを頼りにサイトを探すため、サイトマップの設置は有効な手段となります。

このためサイトリニューアル時などサイト内部の構造が変わる際には再設定しておくことをおすすめします。

Googleサーチコンソールから、XMLサイトマップは作成可能です。

 

  • パンくずリストの設置

サイトの各ページが、どの位置にあるかを示す「パンくずリスト」の設置も大切な作業のひとつ。

検索エンジンがサイト検索を行う際に役立ちますので、SEO対策のひとつとして設置をおすすめします。

 

  • 検索エンジンへのnoindex

ワードプレスなどで制作する際、タグやカテゴリーを設置する際に生まれる「無意味なページ」は、評価を下げることに繋がります。

このためこれらのページを公開しない目的でindexを拒否する「noindex」を設定することができます。

タグやカテゴリーを設定する際に、チェック項目で設定しておきましょう。

 

SEO対策URL・ドメインの注意点

サイトリニューアル時に、サイトURLやドメインが変更されている場合に注意すべき箇所をご紹介していきます。

 

  • リダイレクトは適切か

古いページや削除したページにアクセスしたユーザーを、新たに作成したページに誘導するリダイレクトが適切に行われているかチェックしましょう。

この時、TOPページに誘導する「302リダイレクト」を誤って設定している場合があるため注意が必要です。

 

  • 内部リンクは機能しているか

ドメインを変更したサイトでは、旧ドメインのまま内部リンクを残しているケースもあります。

この場合リンク切れが発生し、SEO評価を下げることになるため内部リンクをチェックしておきましょう。

 

  • SSLでのリダイレクト対応は?

最近のウェブサイトは、セキュリティ対策からSSL対応のサイト設計を行うケースが増えています。

従来の「http」から「https」に移行する際は、サイト内の各ページをリダイレクト対応する必要がありますので、必ず実行して下さい。

 

サイトのアクセス低下時の対策

サイトリニューアル

リニューアルしたサイトのアクセス数が減少、低下した場合の対策をご紹介します。

 

アクセス低下の現状を確認

まずはアクセスが低下しているサイトの現状を確認してみましょう。

 

  • 検索エンジンの評価をチェック

Googleアナリティクス・サーチコンソールを使い下記評価を調べてみましょう。

  • 直近3ケ月間でのアクセスの減少数を調べる
  • アクセス数をもとに減少したページを検証

 

直近3ケ月間でのアクセスの減少数を調べる

アクセスが減少した場合の可能性として、Googleの規約違反などによるペナルティが考えられます。

アナリティクス、サーチコンソールなどで検証の際ペナルティが警告されているか確認し、原因を特定し対処しましょう。

 

アクセス数をもとに減少したページを検証

Googleアナリティクスを使用し、オーガニックサーチ機能でアクセスが減少したページを特定します。

アクセス数が減少した理由として、コンテンツの中身が変わった、内部リンクが壊れているなどの原因が考えられます。

また、サイト全体のアクセス数が減少した場合はリニューアルの際設定ミスが発生原因のケースもあります。

これらの原因を特定し、個別に対応していきましょう。

 

サイトリニューアルでの回復方法

サイトリニューアルで問題点を回復する場合の方法についてご紹介します。

 

  • 旧ページからリダイレクト

サイトをリニューアルする際にURLを変更した場合、新たなページに誘導するリダイレクトの設定を確認します。

旧ページから新ページへリダイレクトする場合、個々の旧ページが全て新たなTOPページに誘導しているケースがあります。

この場合、個々のページに対応した新ページに移行するよう個別にリダイレクトを設定し直しましょう。

 

  • 302リダイレクトとは?

リダイレクトの方法には、持続性のある「301リダイレクト」と一時的に転送を促す「302リダイレクト」があります。

旧ページの評価を新ページに継承する場合、301リダイレクトを設定する必要があります。

謝って302を設定している場合は、速やかに変更を行いましょう。

 

  • 新たなコンテンツを追加する

リニューアル時にコンテンツ量が減少した場合、おもにテキスト量が減ったためマイナス評価となっているケースがあります。

この場合ページごとの適切なテキスト量を検討し、新たなコンテンツを追加するようにしましょう。

 

  • HTML構造を確認

リダイレクトやコンテンツ量が適切であるのに評価が伴わない場合はHTML構造を見直してみましょう。

具体的には見出しやタイトルの設置が適切か、メタディスクリプションが配置されているかなどです。

これらを満たすことで、検査エンジンが正常に作動しSEO評価を上げることに繋がりますので、検証してみましょう。

 

専門業者に依頼する相場について

SEOサイトリニューアルを専門業者に依頼する場合の費用相場は、サイト規模により異なりますが概ね100〜300万円前後の費用が発生します。

このためリニューアルが必要な理由や目的を検証し、費用対効果を予測した上で依頼するようにしましょう。

また、依頼する業者にSEO対策の専門知識があるか、具体的なスケジュールについても尋ねておきます。

予算をかけて行う分、万全なSEOリニューアルを依頼するようにしましょう。

関連:モバイルSEOとは?重視される理由とモバイルファーストへの5つの対応策

 

まとめ

サイトリニューアル

今回は、サイトリニューアル時のSEO対策や注意すべき点について解説しました。

SEO対策に基づいたサイトリニューアルでは、サイトを刷新する目的や効果を検証し個々の作業を進めることが大切です。

旧サイトでの評価を引き継ぎ、デザインや機能面を強化したサイト設計を実行していきましょう。

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