強い組織を作り上げるために必要な4つの条件とは【人事・経営陣必見】

  • 2022.5.6
  • 組織
  • 新規事業

強い組織,条件

会社を経営していくためには強い組織作りが大切です。

基盤がしっかりと整っている組織体制が元にあれば、会社の更なる成長に近づくからです。

しかし、組織作りというのはかなり抽象的な言葉ですし、何から手を付けるべきなのかわからないと悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、人事・経営陣の方必見の強い組織を作り上げるために必要なことについて分かりやすく紹介・解説していきます。 ぜひ最後までご覧ください。

 

強い組織の定義とは?

新規事業,開発

強い組織とは、マネジメントが上手く組織が円滑に機能していてその結果、大きな利益を生み出すことができている組織のことを指します。

経営学者であるピーター・ドラッカーは、事業を行う時には経営環境・使命・強みが経営状態のリアルと一致していることが大切だとうたっています。

具体的には、指導者が現状を理解した上で最適な指示を出し、メンバーが課題や理念、目標を理解して自分のやるべきことに取り組んでいる状態のことといえます。

 

組織作りの基本原則

経営戦略論に「組織設計の5原則」があります。

組織設計の5原則とは、組織を作る上で意識すべき法則を整理したものであり、強くて良い組織を作るにためにはそれに基づき、運営することが重要になってきます。

 

1.専門家の原則

専門家の原則とは、業務を特定の部門に特化させることで専門的な知識・能力が集中するため、効率的な業務達成が叶い、組織の生産性が上がる原則のことです。

 

2.権限責任一致の原則

権限責任一致の原則とは、役割に与えられる権限の大きさは責任と同じくらいのものでなくてはならないという原則のことです。

 

3.統制範囲の原則

統制範囲の原則とは、別称「スパン・オブ・コントロール」と呼ばれており、1人の管理者やリーダーが目の届く範囲で管理できる部下の人数には限界があるという原則のことです。

 

4.令統一性の原則

令統一性の原則とは、組織の中で複数の指示が出ると現場が混乱してしまい、作業の効率・生産性が下がるため、業務においては常に特定の上司・指導者から指示・命令を発信すべきであるという原則のことです。

 

5.権限委譲の原則

権限委譲の原則とは、定型化された業務は部下に任せ、例外的な業務の対応は経営者や上司がすべきという原則のことです。

 

強い組織を作るのに必要な4つの条件

組織作りの基本原則を紹介したので、次はより強い組織を作るのに必要な条件について解説していきます。

 

1.ミッションとビジョンの浸透

会社の経営理念や目標、それを描いているビジョンを社員に浸透させることで、社員は仕事に将来性・やりがいを見出し、仕事に対する強い熱意を持つ可能性が高くなります。

 

2.リーダーシップの育成

リーダーシップを持つ社員が多くいる方が、会社という組織にとって良い影響をもたらします。

リーダーシップというと、人前に立って強い意見を出して皆を引っ張っていける力と想像しがちです。

しかし、組織全体として求められるリーダーシップとは「主体性を持って周囲のメンバーの能力を最大に発揮できるように気配りをしつつ、目標達成を実現する能力」のことを指しています。

こういった能力を持った社員が集まっているチームなら、企業として成長していくことは間違いないでしょう。

 

3.人事業務の体系化

社員の採用、教育、勤務態度・成果に対する評価が体系化されていなければ、人事に報告する各マネージャーの主観でその社員の処遇が決定してしまいます。

そのような会社には社員の不信感が溜まってしまうため、人事業務は客観的な指標で体系化すべきです。

 

4.適切な育成計画の実施

強い組織を作るためには、個人個人の成長も欠かせない要素です。

しかし、人材育成は教える→育つ→組織として生きる人材になるというほど簡単な関係ではありません。

人材はそれぞれ特性や価値観、仕事へのモチベーションが異なるため、メンバー1人1人に向き合い、それぞれに適した育成計画を立てて施すことが必要になります。

 

強い組織作りを実現するポイント3つ

強い組織

ポイント①部下に権限を委任する

部下の主体性を育てるために、組織の中の小さなグループでも構わないので権限を任せることで、その部下の中に「責任感」が生まれます。

また、物事を決定する権利を与えられることで主体性が生まれると同時に、決定する時に周囲の意見を求めるようになるため、結果的にリーダーシップ性が育まれるでしょう。

 

ポイント②結果に対して上司がフィードバックや助言を行う

主体性を持つ=成功ではないため、誤った判断を下して失敗してしまうこともあるでしょう。

その時にサポートしてくれてフィードバックしてくれる存在がいれば、安心して業務に取り組めるため、組織としての信頼関係が生まれます。

 

ポイント③スキルアップ支援を充実させる

現代の若者であっても、仕事に対して熱意を持っておりスキルアップを目指しているという社員は少なくありません。

しかし、伸び伸び成長できる環境が整っていないためにスキルアップが叶わないという場合があります。

資格取得や研修制度など、社員のスキルを成長させる環境や制度を導入することで、組織内での士気も上がるでしょう。

 

モチベーションを上げるコツをご紹介!意欲を高める方法は?

 

強い組織に必要なこと【まとめ】

今回は、人事・経営陣の方必見の強い組織を作り上げるために必要なことについて紹介・解説していきました。

・まずは「組織設計の5原則」を厳守すること

・強い組織を作るのには「ミッションとビジョンの浸透」「リーダーシップの育成」「人事業務の体系化」「適切な育成計画の実施」が重要

この記事が、人事・経営陣の皆さまの参考になればと思います。 最後までご覧頂きありがとうございました。

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会社を経営していくためには強い組織作りが大切です。

基盤がしっかりと整っている組織体制が元にあれば、会社の更なる成長に近づくからです。

しかし、組織作りというのはかなり抽象的な言葉ですし、何から手を付けるべきなのかわからないと悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、人事・経営陣の方必見の強い組織を作り上げるために必要なことについて分かりやすく紹介・解説していきます。 ぜひ最後までご覧ください。

 

強い組織の定義とは?

新規事業,開発

強い組織とは、マネジメントが上手く組織が円滑に機能していてその結果、大きな利益を生み出すことができている組織のことを指します。

経営学者であるピーター・ドラッカーは、事業を行う時には経営環境・使命・強みが経営状態のリアルと一致していることが大切だとうたっています。

具体的には、指導者が現状を理解した上で最適な指示を出し、メンバーが課題や理念、目標を理解して自分のやるべきことに取り組んでいる状態のことといえます。

 

組織作りの基本原則

経営戦略論に「組織設計の5原則」があります。

組織設計の5原則とは、組織を作る上で意識すべき法則を整理したものであり、強くて良い組織を作るにためにはそれに基づき、運営することが重要になってきます。

 

1.専門家の原則

専門家の原則とは、業務を特定の部門に特化させることで専門的な知識・能力が集中するため、効率的な業務達成が叶い、組織の生産性が上がる原則のことです。

 

2.権限責任一致の原則

権限責任一致の原則とは、役割に与えられる権限の大きさは責任と同じくらいのものでなくてはならないという原則のことです。

 

3.統制範囲の原則

統制範囲の原則とは、別称「スパン・オブ・コントロール」と呼ばれており、1人の管理者やリーダーが目の届く範囲で管理できる部下の人数には限界があるという原則のことです。

 

4.令統一性の原則

令統一性の原則とは、組織の中で複数の指示が出ると現場が混乱してしまい、作業の効率・生産性が下がるため、業務においては常に特定の上司・指導者から指示・命令を発信すべきであるという原則のことです。

 

5.権限委譲の原則

権限委譲の原則とは、定型化された業務は部下に任せ、例外的な業務の対応は経営者や上司がすべきという原則のことです。

 

強い組織を作るのに必要な4つの条件

組織作りの基本原則を紹介したので、次はより強い組織を作るのに必要な条件について解説していきます。

 

1.ミッションとビジョンの浸透

会社の経営理念や目標、それを描いているビジョンを社員に浸透させることで、社員は仕事に将来性・やりがいを見出し、仕事に対する強い熱意を持つ可能性が高くなります。

 

2.リーダーシップの育成

リーダーシップを持つ社員が多くいる方が、会社という組織にとって良い影響をもたらします。

リーダーシップというと、人前に立って強い意見を出して皆を引っ張っていける力と想像しがちです。

しかし、組織全体として求められるリーダーシップとは「主体性を持って周囲のメンバーの能力を最大に発揮できるように気配りをしつつ、目標達成を実現する能力」のことを指しています。

こういった能力を持った社員が集まっているチームなら、企業として成長していくことは間違いないでしょう。

 

3.人事業務の体系化

社員の採用、教育、勤務態度・成果に対する評価が体系化されていなければ、人事に報告する各マネージャーの主観でその社員の処遇が決定してしまいます。

そのような会社には社員の不信感が溜まってしまうため、人事業務は客観的な指標で体系化すべきです。

 

4.適切な育成計画の実施

強い組織を作るためには、個人個人の成長も欠かせない要素です。

しかし、人材育成は教える→育つ→組織として生きる人材になるというほど簡単な関係ではありません。

人材はそれぞれ特性や価値観、仕事へのモチベーションが異なるため、メンバー1人1人に向き合い、それぞれに適した育成計画を立てて施すことが必要になります。

 

強い組織作りを実現するポイント3つ

強い組織

ポイント①部下に権限を委任する

部下の主体性を育てるために、組織の中の小さなグループでも構わないので権限を任せることで、その部下の中に「責任感」が生まれます。

また、物事を決定する権利を与えられることで主体性が生まれると同時に、決定する時に周囲の意見を求めるようになるため、結果的にリーダーシップ性が育まれるでしょう。

 

ポイント②結果に対して上司がフィードバックや助言を行う

主体性を持つ=成功ではないため、誤った判断を下して失敗してしまうこともあるでしょう。

その時にサポートしてくれてフィードバックしてくれる存在がいれば、安心して業務に取り組めるため、組織としての信頼関係が生まれます。

 

ポイント③スキルアップ支援を充実させる

現代の若者であっても、仕事に対して熱意を持っておりスキルアップを目指しているという社員は少なくありません。

しかし、伸び伸び成長できる環境が整っていないためにスキルアップが叶わないという場合があります。

資格取得や研修制度など、社員のスキルを成長させる環境や制度を導入することで、組織内での士気も上がるでしょう。

 

モチベーションを上げるコツをご紹介!意欲を高める方法は?

 

強い組織に必要なこと【まとめ】

今回は、人事・経営陣の方必見の強い組織を作り上げるために必要なことについて紹介・解説していきました。

・まずは「組織設計の5原則」を厳守すること

・強い組織を作るのには「ミッションとビジョンの浸透」「リーダーシップの育成」「人事業務の体系化」「適切な育成計画の実施」が重要

この記事が、人事・経営陣の皆さまの参考になればと思います。 最後までご覧頂きありがとうございました。

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