アニメやテレビ番組などを見ると聞こえてくる「テーマ」「コンセプト」という言葉。
「何か重要な部分だ」とは理解できても、具体的に説明出来ないことはありませんでしたか?
もしあなたがデザインの仕事に携わっていきたいのならば、最低限説明できるようになっておいた方が今後のキャリアのためになることでしょう。
そこで今記事では「デザインコンセプトが重要と言われる3つの理由」について記載させていただきました。是非参考にしていってください。
目次
そもそもコンセプトとは
コンセプトのことを理解していない方向けにはなりますが、説明させていただきます。
お店や広告などさまざまな場面でコンセプトという言葉が使われおり、
コンセプトとは英語の「concept」を日本人が読みやすいようカタカナに変換したのが始まりなのです。
conceptを日本語で検索すると、概念・発想・構想という意味で出てきますが、日本においては「概念」という言葉で使われることが多いでしょう。
ビジネスをするうえでの基本的な観点や考え方、もしくは概念を「コンセプト」という言葉にして表しているのです。
テーマとよく一緒に聞く理由としては、主題「テーマ」があり、概念「コンセプト」という定義で人々に認知されているためだと考えられます。
使用例としては
- コンセプトを考える。
- 新しい商品のコンセプトは「誰でも使える」にしよう。
- 写真集のコンセプトは〇〇です。
などビジネスや芸術の世界ではよく使われるワードとなります。
コンセプトのメリット
コンセプトについて理解いただけましたか?今度はコンセプトのメリットについて解説していきます。
デザインコンセプトは必須ということではないですが、作っておいた方が後に便利となるため覚えておきましょう。
1:方向性が決まるため、デザインに一貫性を持たせることが出来る
どのように作っていきたいのかと悩む場面もありますが、コンセプトを決めておくと方針が定まっているためスムーズに作業を取り組めます。
コンセプトには具体性が求められるため、相手に伝わるように行いましょう。
「可愛い」などといった簡単な方針ではなく、「20代の女性に見てほしいため、可愛いと思ってもらえるような言葉をデザインに加えてみよう」などと詳しい方針がベストです。
2:具体的な想定により、実用性・機能性を高められる
方向性が決まると、次第に機能性や実用性も向上します。ただ面白いだけではなく企画などを進めていくかまで決めることになります。
そのため、デザインコンセプトがしっかりしていればいるほど実用的で機能性があるものが作れるようになります。
3:求められているものを目指せる
コンセプトの質が上がると、依頼元の意見も反映させることが可能となります。
また、相手と企画の相談を行う際、方針のすり合わせができるためより求められているものに近づきます。
依頼元の要求に答えられ、感謝されるデザインを作るためにもデザインコンセプトは大切です。
関連:「【解説】デザイン思考とは?マーケティングでの活用方法を紹介」
デザインコンセプトはなぜ必要なのか
デザインの仕事においても人とのコミュニケーションは必要不可欠です。
そのためメリットでも触れましたが、デザインコンセプトを明示的に形にしておくとデザイナーはもちろんプロジェクトメンバーも共通の認識が持てるため必要とされているのです。
またデザイン面に悩んだ時、デザインコンセプトで立ち返ることもできます。
コミュニケーションで使う労力を削減でき、業務に専念できるためデザインコンセプトは必要視されているのです。
まとめ
いかがだったでしょうか?この記事では、 「デザインコンセプト」についてコンセプトの説明も含めて記載させていただきました。
企画を進行するうえで問題を少なくし、求められるデザインの精度を上げるため、デザインコンセプトは必要視されてきています。
コンセプトに関して尋ねられた際は、この記事を参考に答えられるようになっておきましょう。
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